8700の製作に当たっての難関のひとつがヘンテコな化粧煙突です。輸入当初は真っ当な煙突だったものが、葺き替えられて妙ちきりんな形になったようですが、(^^ゞ 8700の改造前に18900が登場して、その巨大な化粧煙突に影響されたのか? なんとも不思議な煙突をどうしたものか?
ガラクタ入れから煙突やドームに使えそうなパーツを物色しました。右から珊瑚8620、2番目はカツミSLシリーズC51、2分割は鉄道模型社のC51エッチングキットからの分売パーツの煙突、左はイギリス形古典機のスチームドームです。(^^ゞ カツミC51は煙突をパイプに挿げ替え加工して出たもの、C51の戦前のパイプ煙突に傾斜デッキ大鉄デフ仕様はスカッと格好良いので大好きです。
話が逸れましたが、8700の煙突はこの首長スタイル。サンドドームはオーソドックスな形と平野さんの作例の僅かな括れがあるタイプもあるようです。
この写真が掲載されている御本は臼井茂信さん、西尾克三郎さんの名著です。(^^)! 蒸気機関車好きが汽車の全盛期を妄想するには最高の本のひとつです。(^^)
煙突は鉄道模型社の2ピースに分割されたパーツの胴の間に1,5ミリ厚のリングを挟んでハンダで固めてから削る事にしました。後は裾の整形をどうするか?(^^ゞ
サンドドームは使えそうなパーツも無いので丸棒から削り、裾は糸鋸でボイラーに合わせて切り落としました。
C51の化粧煙突のストックが無ければ8700に取り掛かる事は無かったかもしれません。中村精密の動輪がオーバーサイズのC10足回り、天賞堂Cタンクのダブルスライドバークロスヘッド、そしてC51の煙突。パーツからの妄想も大きな製作動機になっているようです。(^^ゞ