2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧
珊瑚の古典体系発売以前に流通していた、完成品か、キット組のジャンク品を手に入れて、いじっていた筈なんですが、東日本大震災以降、相次いだ引越しのどの時点でいじったのか?、ひょっとしたらウクライナ侵攻が始まる前、うんと昔に触った奴かもしれませ…
石勝線への乗客のシフトで富良野から新得駅までの区間が廃止される予定の根室本線。蒸気機関車全廃の直前は、D60やD51が奮闘した釧路までは既にDD51に置換えられ、釧路↔根室間にC58だけが残っていました。 釧路↔根室間は長く8620が活躍した…
B6は明治の機関車ですから、空気制動装置はすべて後年の取付で、配管はほぼ露出しています。 これらの配管は千差万別なんですが、模型としてなるべく格好良く見えるように取付けを考えました。腕前のせいで乱れて格好悪いところは、見て見ぬ振りをおねがい…
ひょんな事から始まったD50の修復ですが、本体は完成、それじゃあテンダーと探したところ、またもやおかしな方向に、(^^ゞ キャブ下に補助エアタンクを取付け、フロントデッキにはツカミ棒も付けました。 門鉄デフレクター付きは、覗き趣味を大いに満足さ…
大正の名機、9600型は明治の末期、日本全国の幹線を国有化し、機関車の規格も統一するという遠大な計画の下で、本格的な貨物用機関車を国内で生産する意欲的な発想で設計、生産がなされた、日本初の量産蒸気機関車のひとつでした。 米沢駅に到着した米坂…
ようやくキャブ下まで辿り着きました。ちょちょいと終わらないところは、流石に大型機です。(^^ゞ。 機関助士側のキャブ下は、実物はウネウネとのたくった印象が強いのですが、横方向に平行に走る感じにまとめました。 前回製作のオイルポンプ箱、キャブの縦…
奥羽本線の米沢駅から、羽越本線の坂町駅まで、100キロ弱の距離に25‰の勾配を持つ米坂線には、大正時代に8620型と共に量産された貨物用機関車、9600型が活躍していました。東北本線と共に東北地方を縦貫していた奥羽本線と、日本海沿いに北陸本…
8620型の支線向きの性能を発展継承したC58型でしたが、意外にもC58型だけの運用線区は少なく、多くの地域で9600型やD51型と混用されていました。山が多い日本で、勾配線区の重貨物ともなれば、支線向けの万能型と言えるC58型には荷が重…
ランボード上、逆止め弁の前に新製したオイルポンプ箱を置いてみました。D50、C54あたりに見られたデカいタイプです。 切り出したパーツです。左上からキャブ前に置く補助オイルポンプ箱、その下はキャブの肘掛け、右上がオイルポンプ箱本体、下はオイ…
下回りを一段落させたら、デフレクターを付けたくなり、取付ました。本当は上回りを完成させてから付けるべきなんですが、(^^ゞ ご覧の通り、助士側のキャブ下などは未着手です、加工するのにデフレクターは邪魔なんですが、(^^ゞ 従台車が終わったのでブレ…
従台車だけで5日間を費やしましたが、パーツが手に入らない、パーツがあっても高くて手が出ない!(^^ゞ こういう場合は自作するしか手がないわけですが、これはこれで楽しめます!ただし出来の悪さに落胆しない事が前提ですが、 本体に組み付けました。水平…
東北本線完全電化以降、国鉄の無煙化計画は亜幹線から支線へと及び、ほとんどの旅客列車がキハに置き換わっていた陸羽東線でも、貨物列車のディーゼル化は間近に迫っていました。 余命幾ばくもないC58型は、そんな状況の中でも峠に立ち向かい、力続く限り…
チョチョイと簡単に作るつもりが、技術はないわ、計画は悪いわ、楽しんでいます! ドロップの台車枠から切り出した軸箱と担いバネを付けました。板バネが厚すぎますね~。(^^ゞ 板バネには両端にバネ吊りを通す穴を開けました。厚物に細いドリルは、保持が悪…
D51の爆発的ハイパワーや、C57のような暴力的なハイスピードを出すわけでもない中型万能機C58。陸羽東線の小牛田↔新庄間、約100キロの旅路には、すっかり馴染んで活躍を続けていました。 刈取りの終わった田んぼを行くC58。穏やかな景色の中…
16番の日本型蒸気機関車にとって、1軸従台車は悩みの種です。とにかく簡単に、且つ宮沢模型D50ペッタンコ従台車を越える表現を目指します。 取付具合を確かめます。これでは尻上りで駄目ですね~、フレームの取付も検討しながら進めます。 インナーフ…
今回のジャンクには、宮沢模型製の従台車は入っていませんでした、上回りのキャブ下などを仕上げるには、従台車と当たりの確認は必須なので、なんとかしなくてはなりません! 前作では、宮沢模型のドロップ製の従台車を加工しました。 イコライザー、イコラ…
D50型は、新製当初から空気制動は装備していましたが、給水温め器は積替えたり、またライトも油灯だったようで、C51ほどでは無いにせよ、装備品の取付具合はまちまちで、非常に楽しめる機関車です。 C51と同様に助士席側は竿竹屋さん風です。これに…
優れた水管理も評価されて世界農業遺産となった大崎耕土ですが、線状降水帯による1000ミリの集中豪雨には抗しきれしず、江合川の増水により陸羽東線沿線が、また東北本線沿いでも冠水する地域が出ました。温暖化による河川氾濫への対策が急がれます。 江…
温め器のまわりの配管がひと段落したので、キャブ前面から火室まわりに進みました。9ミリの蒸気機関車ですら、フルディテールに近い現在、ある程度の追加工作は必要だろうと考えていますが、懐具合と相談しながら、腕前に見合った、ゆるっと加工を続けてい…
冬には季節風が吹き荒れる山形県側と、分水嶺の堺田駅から中山平、温泉地鳴子まではスキー場が点在する豪雪地帯でした。C58型は、8620の後継機で万能型でしたが、勾配区間向きではありません。100キロ近い陸羽東線の長さと、勾配が20‰以下だとい…
覗き趣味の悪癖のために泥沼化しましたが、後は楽しい配管工!とばかりニヤニヤ始めましたが、パイピングの知恵の輪についてはC51に匹敵する、たいへん楽しめる機関車です。 デッキ上部を保持する枠の中に、考えた末、担いバネを追加しました。ドロップの…
覗き趣味を満たすために門鉄デフレクターに改装しましたが、これはなかなか厄介です、というのは、D50はデッキまわりがゴチャついていて、省略しづらいのです。覗き趣味は辛いよ!になって来ました。(^^ゞ 煙室扉の前、温め器の上にのる網目板を追加した…
自作エアータンクをランボードに取付けます。今まではタンクにバンドを付けてからランボードに取り付ける→バンドが緩む。ランボードにバンド通しの穴を開け、エアータンクを締め付けてランボードに固定→正確な位置に付けづらい。今回は正確な位置に、エアー…
奥羽山脈を超えて仙台平野と庄内平野を結ぶ陸羽東線は、日本の田舎をひた走る路線でした。地味なC58が活躍する路線として、平凡な風景はお似合いだったかもしれません。 日本の冬、西高東低の気圧配置になれば、奥羽山脈は雪に覆われます。この積雪が、雪…
今回のジャンクD50はパーツの欠落が多く、パーツ作りに時間を取られましたが、逆にディテールの組付けの段取りを考える事が出来ました。何事もプラスの面はあるものです。 主要パーツが揃ったので、今日は放熱管を付けるところまで進みました。 今日の最…
磐越西線で動態保存されたC57型は、現役時代とはかけ離れた飾り付けで、これまた現役時代の殺気だった爆走とは違い、観光列車を引いてノンビリと走っていたのでした。車齢や安全管理面からは当然ですが、獰猛ささえ感じさせたC57の変貌ぶりにビックリ…
雑用に追われて工作台に座る時間が取れず、進みませんが、少しばかりボイラーまわりのパーツを作りました。 先ずはシリンダーのバルブ点検箱です。今回は門鉄デフレクター装備と決めているので、大鉄デフレクター機のように簡略化出来ず、4段重ねのややこし…
宮城県県北部の東北本線の要衝小牛田から、山形県北部の奥羽本線の一大拠点新庄駅までをつなぐ陸羽東線は、太平洋の石巻港女川港と、日本海の酒田港を結ぶ、奥羽山脈を横断する重要路線でした。その開業は仙台と山形を直接結ぶ仙山線よりも20年も古く、明…