お安く気軽にゆるっと16番

HOや16番の金属工作を最小限の工具と労力でゆるっと楽しんでいます。皆さんも是非やってみて下さい。

2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

カツミSLシリーズC51の改造・簡単な動輪集電

スムーズな走りの原点は集電です。集電不良を無くすために動輪の絶縁側にブラシを設置します。 絶縁側に集電ブラシを取付けたところです。前後に長くブラシの取付板を絶縁して取付け、燐青銅の03線で絶縁側のタイヤの裏を擦っているだけです。そんなんで大…

山陰本線、西の要衝・浜田機関区

総延長673キロメートルに及ぶ山陰本線には、名門梅小路機関区を筆頭に、福知山機関区、米子機関区など数々の機関区が運行を担っていました。浜田機関区は長門機関区と共に、山陰本線の下関口の蒸気機関車を保守していたのです。 朝の日本海を左に見て突き…

カツミSLシリーズC51の改造・本体は完成間近です。

デフレクターと庇を取付けて、本体の加工はほぼ終了しました。 門鉄デフレクターの取付で、ぐっとスピード感が増しました。C51は低く長い大鉄デフレクターが大好きですが、門鉄デフレクターも良く似合うと思います。 キャブに庇を取付ける前に、3ミリ角…

海岸線を行く蒸気機関車・山陰本線

おびただしいネオンサインと街灯よりも、飽くことなく眺められるのは、こんな景色じゃないでしょうか? 海岸線の小山を切通しで抜け、谷には盛土で築堤を築き、松林の間から砂浜を見下ろしながら進むC57の引く旅客列車。清々しい空気感が漂う、山陰本線。 …

カツミSLシリーズC51の改造・門鉄デフ

加工も最終段階に近づき、今回のC51の個性を決定付けるデフレクターに取り掛かりました。 デフレクター本態はエッチングパーツを利用しました。壊れやすい部分なので、足は1ミリ厚真鍮板からの切出しです。 今回は、エイヤ〜と製作にかからず、2倍の図…

北前船の海、山陰本線

日本海に沿って走る山陰本線。日本海と鉄道は地域の時代毎の変化に大きく関わっていたのでした。 山陰本線では朝、太陽が山から上り海から明るくなります。朝の列車は明るい海を背景にシルエットとなって進むのでした。 かつては北前船が行き来した日本海を…

カツミSLシリーズC51の改造・キャブ下

改造も終盤です。気を抜かずにゆるっと楽しみながら進めます。 火室に吐出し弁、吸水と暖房の配管、二子三方コック、エアーの配管を終えました。 先ずは最も内側の吐出し弁と、火室に沿ったエアー配管を吊りました。 続いてランボードの縁のエアー配管を割り…

八王子機関区のD51とC58

早くから電化されていた中央線ですが、八王子には八高線の蒸気機関車の機関区がありました。 D51のクロスヘッド。シリンダーの押し引きの力を動輪のクランクに伝えるメインロッドとをつなぐ重要な部品がクロスヘッドです。クロスヘッドだけでも2つの油壺…

カツミSLシリーズC51の改造、キャブ下の配管

老人疲れやすく、カマなりがたし。機関士側のキャブ下だけ配管しました。 ランボード下のエアー配管、速度計、吐出し弁、泥溜、分配弁までで今夜は終了〜。しました。 ウイストジャパンの分配弁とカツミの泥溜です。その他のパーツは手作りです。 分配弁はハ…

やながわ希望の森公園さくら1号・その2

ダイヤ通りに運転し、駅に着けば、機回り線とターンテーブルを駆使するやながわ希望の森公園さくら1号。本格的な走行以外にも魅力は沢山あります! ダイヤモンド煙突なんか玩具っぽい!なんて思われる方は、この煙室と煙突の焼け具合をご覧ください。短い煙…

カツミSLシリーズC51の改造・キャブまわり

のっぺりした製品のキャブを小改造して活きた機関車らしさを出したいと考えました。 側窓の庇、窓下にベンチレーター、窓に肘掛け、縦雨樋。屋根上にキャブの吊環、発煙筒、暖房安全弁を取付けました。全て手作りパーツでお安く仕上げています。 用意した左…

やながわ希望の森公園さくら1号

ようやく秋晴れになったので、蒸気機関車に乗って来ました。 車齢40年近い機関車ですが毎年冬場に協三工業さんの手で分解修理されており、良い状態が保たれています。 嬉しいのは石炭焚きであること、かぐわしい蒸気鉄道の匂いを楽しめます。 機関士さんは…

カツミSLシリーズC51の改造・ベンチレーター

ちょいちょいと簡単に終わるはずが進みません!長く楽しめて良い事づくめの製品です。 煙室まわりにはオイルポンプ箱、バルブ点検蓋を追加しました。製品のオイルポンプ箱はシュパーブのD51等との共通パーツで、C54までのデカい箱ではないので新製しま…

汽車の駅、点描

汽車の駅には蒸気機関車のための設備の他にも、様々な特徴がありました。 駅に進入するC55。デフレクターの右に見えるのは、小荷物を載せた台車を収納する小屋です。つまり、この列車の後部にはマニかスハニあたりが連結されているのでしょう。汽車の駅は…

カツミSLシリーズC51の改造・フロントデッキ

ボイラーの加工中に外れてしまったフロントデッキですが、加工してから取付けました。 フロントデッキを取付、煙室扉をはめ込んだところです、本日はこれまで。 エルボ改造のシリンダー排気調整弁まで取付けました。温め器の配管は、これでも上手く行ったほ…

筑豊本線・徴用工と捕虜の炭鉱

運転列車が往来した筑豊本線の周囲には、筑豊炭鉱にまつわる慟哭の歴史がありました。 冷水峠で奮闘するC55。 太平洋戦争時に、朝鮮で行き先を偽って招集された朝鮮人労働者と戦争捕虜による強制労働が、全国の鉱山と同じように行われた筑豊炭鉱。筑豊炭鉱…

カツミSLシリーズの改造・給水温め器を作る。

サンドドームさえ出来れば、後は楽勝と思っていましたが、いやはや楽しみの多い機関車です。 今夜はここまで! 給水の配管の途中で終了しました。 先ずは使えそうな部品の確認です。煙室扉はC55。温め器は珊瑚の初期製品。しめて240円なり!? 最初に煙…

筑豊本線の煙・D50

筑豊本線は北九州の炭鉱地帯を走る大動脈でした。車齢50年近い大型貨物用蒸気機関車D50が活躍していました。 D50型は大正時代中期に、東海道本線、山陽本線や、主要幹線の勾配区間での輸送力向上を目標に計画され製造されました。 大正時代の大型蒸…

カツミSLシリーズC51の改造、サンドドーム

苦手の太物加工ですが、ゆるっとお気軽加工でなんとか終了しました〜。 スチームドームよりも低くいかつい感じのC51の特徴あるサンドドームですが、雰囲気は出たと思います。僕の細工としては合格点です。 高さの微調整と、ボイラーとの擦り合せには、20…

C60とC61、亜幹線のハドソン

本来ハドソンは2軸の先台車でシリンダーと煙室を支え、長いボイラーの下に3軸の動輪を持ち、ボイラーに見合った大きな火室とキャブを2軸の従台車が受け持つ、パシフィックよりもパワーアップした形式なのですが、C60はパシフィックC59の動輪の軸重…

カツミSLシリーズC51の改造・サンドドーム

もっとも苦手な、太物のドリルレースを先にやってしまい、後は楽しく進めようという、ゆるっとした魂胆で開始! まずは前回加工したC51と未加工を並べて、改造の要点を整理しました。サンドドームだけは新製してすげ替えないと、あとから後悔しそうです。 …

横浜線を走った汽車 C58

東神奈川での高島貨物線との連絡が途絶えてからも、八王子から小机駅まで、C58が貨物列車を引いて来ていました。 旅客用のプラットフォームに到着しました。 プラットフォームの左側には貨物扱いの建物と積込用のプラットフォーム、貨物用の側線もあり、…

宮沢模型C58改造・煙室扉作成

上回りで残っていたフロントまわりを仕上げました。 先ずはフロントまわりに取付ける部品を作ります。標識灯は2ミリパイプと真鍮釘の組合せ、ヘッドライトは5ミリパイプ、ヘッドライトの台は05板から切出しました。 標識灯の足は09真鍮線を叩いて板に…

鹿児島の蒸気機関車

パシフィックのC55、C57。ハドソンのC60、C61。それぞれの機関車の製造から運用までの流れを考えると、鉄道輸送に対する、戦争の影を色濃く感じざるを得ません、人間社会に何よりも大切なのは、平和です。 小荷物を乗せた台車を吊り下げて、線路…

宮沢C58の改造・ブレーキシュー

シリンダーが解決したのでブレーキシューに進みました。あると無いとでは大違いなので 宮沢模型ベースを余り感じさせない雰囲気になって来ました。 軸箱無しフレームなので、取付板を動輪押さえ板から浮かすスペーサーを1・5ミリから切出しました。ブレー…

南国のパシフィック・日豊本線のC57

日豊本線ではC57が最後の活躍をしていました。九州の蒸気機関車は、良く磨かれていて、美しい機関車が多かったのでした。 乙線と区分された軸重14トン台の線区に向けて、C51型から改良を重ね、決定版として登場したC57型です。D51型のボイラー…

宮沢模型C58の改造 シリンダーブロック

モーションプレートが解決したので、シリンダーブロックを再開しました。 カツミ製の古いシリンダーカバーを使用したので、一発でイメージが変わりました。 先ずは手直ししたモーションプレートと、バルブガイドの当たりを確かめるために、シリンダーブロック…

只見線と室蘭本線

山中のローカル線が生き残り、北海道のかつての大動脈が廃線の危機にあります。 深い谷をトラス橋で渡り山あいを更に奥へと進むC11。 新潟県小出まで延伸し、県境の分水嶺をトンネルで抜ける事で、豪雪地帯である地域の冬の足として存続の価値を見出した…

宮沢模型C58・モーションプレート

バルブガイドを作成する前に、怪しげなモーションプレートを見てみました。 本日の作業終了後の画像です。追加は左右のラジアスロッドの釣りリンクのみです。 バルブガイド作成前に点検したモーションプレートです。モーションプレート前方のフレームに取り…

里の汽車 飯山線のC56

豪雪地帯での冬季の住民の足として、廃線をまぬがれて来た飯山線。道路の除雪体制が充実すれば、その存在価値は潰えるかもしれません。 軽快に里を走るC56。キャブ屋根が延長され、冬場の雪の巻込みに備える改造がされています。 昭和の時代、大都市を結…