お安く気軽にゆるっと16番

HOや16番の金属工作を最小限の工具と労力でゆるっと楽しんでいます。皆さんも是非やってみて下さい。

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

宮沢D50の修復・ゆるっと放熱管。

宮沢D50を直していて感じるのは、上回りのエッチング部品はたいへん正確で、リベットなどもシッカリ表現されている優れた製品だと言う事です。宮沢D50は今回で3回目ですが、ようやく気付く呑気ものです。 放熱管はこれまでヤットコでクネクネ作ってい…

ボールドウィンとピーコック・小湊鉄道五井機関区

その昔、キネマ旬報が出版していた蒸気機関車という雑誌の私鉄や専用線の機関車特集に、五井機関区が掲載されていました。雑誌の発行から40年以上が経過してから、まさか残ってはいないだろう?と調べたところ、それらの機関車は千葉県の記念物となり、保…

奇跡の動態保存機・C10 大井川鉄道

鉄道省の制式蒸気機関車の中で、試作機に近い存在であったC10型が、国鉄から早期に払下げられ、工場の専用線で予備機として保管されたからこそ、現在も現役蒸気機関車として活躍しています。 昭和5年から僅か23両しか製造されず、昭和30年代末には国…

宮沢D50の修復、ゆるっとフロントデッキ

今回のジャンクは、宮沢製のバラキット、途中放棄でした、ここまで作られた方が、僕より遥かに上手な方だったようで、あまりヘンテコリンには仕上げられないと、プレッシャーを感じながら触っています。 フロントデッキを取付け、給水ポンプまで付けました。…

宮沢D50の修復・吊掛式伝動

宮沢製のギアボックスは外形が凸型になっており、サイズも大きいので工夫が必要でした。 なんとか収めたところです。これでガリガリ言う騒音とはさらば〜です。 先ずは図面通りに切り出しました。ただこのままだと側面の凸に合いません。そこで、 吊掛のギア…

大井川鉄道・動態保存を始めた頃。

多角経営と観光の集客で奮闘する大井川鉄道ですが、こうした鉄道を社会的な歴史遺産と考えられない国は、貧しいと言うか?、大丈夫なのかな?と感じます。 歴史物の録画でロケにたびたび使われる大井川鉄道。国鉄の無煙化に合せて蒸気機関車の動態保存にチャ…

宮沢D50の修復

未塗装完成が溜まってきたし、湿度も下がったので、そろそろ塗装をと考えて、上回りと下回りを組み合わせたら、D50の足回りだけ何処へ行ったやら出てきません。仕方なくパーツをかき集めて組み上げることにしました。 レイアウト?の側線に集められた未塗…

八ヶ岳高原号・C56

国鉄最高地点を目指して通った山男に人気の高原列車は新宿を夜中に出て、小淵沢駅で切り離された後、ゆっくりと野辺山駅に向かいました。 美しい甲斐駒ヶ岳の連峰を背景に進むC56。1キロ進んで、33メートルの高度を稼ぐ急勾配に観光列車を引いて挑んだ…

16番レイアウトの汽車の駅

実物の汽車の駅は、プラットフォームの列車有効長の4倍以上の長さがあり、パシフィックやハドソンの停車駅ともなれば、構内の長さが1キロを越える駅もありました。 これは16番で言えば、駅の長さが12メートル以上ですから、そのまま持ち込むなら、その…

鉄橋を渡る汽車 会津只見線

川に沿って高度を稼ぎ、うねる川の谷を鉄橋で越える、蒸気鉄道の峠越えに鉄橋とトンネルは付き物でしたが、川がダム湖になっていた只見線では、独特の情景になりました。 山肌に沿って勾配を登り、時には支流をガーダー橋で跨いで進むC11牽引の貨物列車。…

溶鉱炉に消えた汽車

京浜工業地帯の製鉄所では、数多くの蒸気機関車が働いていました。蒸気機関車時代の終期に稼働していた機関車は、製鉄所専用に製造された機関車で、製鉄所から外に出ること無く、 消えていったのでした。 黙々と資材を積んだ貨車を押し引きするC型の産業用…

カツミシュパーブラインC53の改造・上回りの加工完了!

ついつい勢いづいて連作しましたが、同形式の連作は加工方法を忘れないから楽チンです。出来栄えは別にして、(^^ゞ。 先ずは機関士側のキャブ下の配管です。上の未加工で分かる通り、シュパーブラインC53は、オリジナル状態でも2列のエアー配管がありま…

石巻線の貨物列車

気仙沼線を前谷地で分岐、石巻では石巻臨港線を分岐、女川駅から更に奥の女川臨港線ヘと、石巻線の貨物列車の運行はとても変化に富んでいました。鉄道輸送は面白いです。 小牛田駅を出発して田園地帯を進むC11牽引の貨物列車。小牛田駅出発時点では、気仙…

カツミシュパーブラインC53の改造・キャブ下のパイピング

カツミシュパーブラインC53はたいへん優れた製品で、少しだけのディテール追加で、スチームを洩らすような生き生きとした雰囲気になります。 追加はキャブからランボード下のエアー配管、暖房管、火室脇の?配管だけです。その他ではハシゴの上に乗り台?…

石巻線と小牛田駅

石巻線の東北本線側起点であった小牛田駅は、陸羽東線も分岐する大きな規模の駅でした。津波被害で線路が流失し、今はBRT運行になり、バスが走る気仙沼線も石巻線の前谷地駅から分岐していましたから、旅客列車は気仙沼行も発着していました。 引上げ線の…

カツミシュパーブラインC53の改造・フロントカプラー

右側は前回加工の天賞堂仕様、左はただいま加工中のシュパーブラインです、また例の給水温め器、ぶった切り加工をするのか? ということでゆるっと考えました、そんなのは嫌だ〜と。(^^)丿 虎の子の天賞堂重連カプラーと、下手くそな加工で腕のモゲたKDを…

石巻から女川港へ・石巻線のC11

東日本大震災で水没した女川港への鉄路をC11が通っていました。女川には臨港線があり、C11の引く貨物列車の終点は女川駅を経て、貨物専用の女川港駅でした。 万石浦沿いを女川へと急ぐC11。冷蔵車を連結して向かう先は女川港駅でした。 万石浦は石…

カツミシュパーブラインC53の改造・キャブ周り

ランボードから上のパイピングを終えたところでキャブを少し触りました。 追加は前面の庇、発煙筒、ベンチレーター、暖房安全弁、吊環です。 いじる前の状態です。吊環の穴だけが開いていますから、吊環を追加します。 穴が08でしたので03を使いました。…

区間貨物列車・C50

全国くまなく活躍した大正時代の傑作蒸気機関車8620型の後継機として製造されたC50型が、足尾線で桐生↔大間々駅間の区間貨物列車を引いていました。 C50は、C51、52、53、54が生産されてから登場し、C55の登場で一気に刷新された国産の…

カツミシュパーブラインC53の改造・お騙し工作!

空気作用管の取付を失敗したC53ですが、何とかやり直しをしないで済むように、お騙し工作を連発しています。真面目な方はやり直すんでしょうが、そこはゆるっと逃げたいローカの心です!?(^^ゞ ディテール追加で、出来の悪いドレン用の空気作用管を目立…

足尾銅山へ通うC12・足尾線

広島、長崎を語る時、被爆の歴史が語り継がれるように、百年公害と呼ばれた足尾鉱毒事件もまた、事実として忘れてはならない日本の歴史です。 銅鉱石を降ろして空車になったトラと、硫酸を抜いて空車のタキを連ね、軽々と坂を下るC12。炭庫に補助灯が追加…

C53の改造・空気作用管を試作して失敗しました〜。

C53の空気作用管、今の市販の完成品は梅小路蒸気機関車館の45号機のパターンですが、C53の全盛期は、違う配管だったようです。 加工を始める前にC53のジャンクを並べてみました。安い〜と買い込んだジャンクがあちこちにゴロゴロ。今回は、奥のカツ…

渡良瀬渓谷を行くC12・足尾線

足尾銅山の開発を目的に敷設された足尾鉄道を産業振興を目的に国有化したのが足尾線です。渓谷沿いの急曲線に急勾配が連続し、鉄道省制式蒸気機関車としては最小のC12が、新製から投入され活躍しました。 山肌に沿って進み、右に左に蛇行する渡良瀬川を鉄…

美祢線と歴青炭の炭鉱、大嶺支線

昭和46年、全国一の良質炭を掘り続けた大嶺炭鉱が閉山して、輸送量が無くなっても、C58は南大嶺と大嶺の間の大嶺支線を往復していました。 C58が大嶺支線のたった1両の客車を引いて走ります。 大嶺支線は開通当初は厚狭駅から大嶺駅までの大嶺線と…

丸瀬布森林公園いこいの森・雨宮21号・その2

国産の、蒸気機関車時代の軽便鉄道向けの蒸気機関車が、動態保存されているのは貴重です。森林鉄道の廃線は早く、また、軽便鉄道や森林鉄道の無煙化は、国鉄よりも早かったからです。 ビッシリとリベットが並ぶ、無骨な外観ですが、北海道の森林鉄道で活躍し…

C53の修復・速度計を作る

フロントデッキが決まって、温め器さえ配管すれば、後はちょいちょいと思っていましたが、なかなかどうして、 長く楽しめそうです。 本日はここまで! 機関士側のエアー配管の前半分とキャブ下の内側に追加をしました。 開始前の状態です。エアータンクやコ…

丸瀬布、雨宮21号・2023年の運転は10月22日まで!

森林鉄道用としては大柄なCタンクですが、小径の動輪がミッシリ並び、ホイールベースを短くして急曲線に対応しています。エキスパンションが文字通りのロッド形状をしています。(^^)b 簡易軌道のディーゼル機関車と比較すると大きさは歴然です。この雨宮製…

C53の修復? 地獄でホットケ〜(^^)!

C53重連仕様を目指してKDカプラーを首振りにしたばかりに、たいへんな加工が必要になりました。(^^ゞ 変わり映えがしませんが、温め器に給水の配管まで終了しました。何が地獄だったかと言うと、これです! 足回りを組付けてスタイルブックに当たってみ…

石灰石輸送・美祢線

洪水被害で廃線が取り沙汰されている美祢線。かつては瀬戸内沿いの工業地帯へと石灰石を運ぶ、山口県を縦走する幹線でした。 石灰石専用ホッパー貨車を連ねて登り勾配に挑むD51。空車とは言え、20両を超える鉱石専用貨車は重く、D51の排気音が山間に…

C53の修復・名鉄型デフレクター

フロントデッキのミスパーツの新製で渋滞したC53ですが、なんとかデフレクター取付まで漕ぎつけました。 デフレクターの角が斜めにカットされた名鉄デフレクター。これもC53にはよく似合います。 先ずはチャンネルをカットして、傾斜デッキの穴が透け…