集電装置を兼ねたコロ台車をガーダーに取り付けました。集電装置ですから絶縁が必要で、プラ棒加工の枕を噛ませて漸く取り付けました。(^^ゞ。
コロ台車は両端に必要なので2つ同じものを製作。コロコロ遊ばないで次に進みます。
ガーダーのガタを見るためにウエイトを乗せて傾き加減を確認しました。御覧の通り、前後方向には傾きますが、意外に左右には振れませんでした。助かった〜、(^^ゞ。
絶縁して取付ける為にプラ棒から枕を切出し、1,4ビスの頭がプラ棒に沈むように2段の穴を開けました。頭の掘り込みは2,5のドリルで浚いましたが、浚う場合はパーツを横向きに保持してドリルの重さが彫り込む力に関わらないようにしないと、食い込んで大穴が開きます、(^^ゞ。右手前のコの字の部品はコロ台車を保持するボルスターです。コロ台車本体には、組み立てネジを避ける穴を糸鋸で切り抜きました。
ガーダーに絶縁枕を取付ました。ボルスターは2本のネジでプラ棒の枕に固定して回転はしません。
コロ台車を取付ました。ボルスターとコロ台車本体はわずかに動き、ピットに敷いたレールにコロが2つとも追従出来るようにしてあります。 中村汪介さんの作例では、ガーダーを木とボール紙、桧棒で組上げ、レールをブラシで擦ることで絶縁と集電を完結させています。模型的にはたいへん合理的でコンパクトで、こうして製作してみると中村さんの設計の奥の深さが理解できます。素材が木と紙だから初歩的だとは限らず、素材を活かした機構で、サイズもスケールです。素晴らしい御本だと改めて感心いたしました。
ローラー台車はピットのレールの上をシャーっと回ってくれて、先ずは助かりました。中心軸受がやや高く、両端ともに05ミリくらい下駄を履かせなくてはなりません。下駄はスプリング効果を持たせて、コロ台車を圧着させられればベストですが、どうしたら良いでしょう?(^^ゞ。今夜も寝付くまで布団の中で楽しい物思いが出来そうです。