お安く気軽にゆるっと16番

HOや16番の金属工作を最小限の工具と労力でゆるっと楽しんでいます。皆さんも是非やってみて下さい。

トビー6200の修復、ゆるっとキャブまわり。

 フェイスブックで、天賞堂のC5711号機が発売され、中古車並の価格とかで、16番なんか、金持の道楽だ!と騒がれていましたが、僕とは全く無縁の話でした。 シコシコと16番を作っていますが、イモンさんから3ヵ月に1回くらい、1万円程度の素材と工具とパーツを買うだけで、後はゴミの山みたいなジャンク品と向き合っています。もう、ガンガン働いて、高い模型を買って楽しむ時代は終わりです。これからは手仕事の時代なのだ。(^^)。

偉そうに吹いた割には進んでいません。煙室延長とサンドドームで疲れたので、お気楽なキャブまわりを触りました。

先ずはパーツを揃えました。左からキャブ内のバックプレート、助士席側の補助エアタンク関連とエアタンクの上に付くランボード、奥の角材は空きスペースを埋めてウエイトを稼ぎます。発電機と発電機ベース、エアタンク、ニワ製の単式コンプレッサー、コンプレッサーベースです。これらも、ウエイトを稼ぐべく、通常より厚板を使用しています。右奥は、古いロストパーツで、おそらくアメリカ型ディーゼルラジエーターと思われるパーツから切出し、整形したオカモチみたいな箱です。

 

ところで、今回のジャンクにはキャブ屋根に可愛い汽笛が乗っていて、これは残そう!と決めたのですが、ちょこんと出ているので、逆さにした時に荷重がかかり、既にかしいでいました。急遽、汽笛保護目的でベンチレーターを作りました。奥はベンチレーターのベース板、1,5ミリ厚、左はバッテン用の05板、右は客車の床下梁の端材です。

ベンチレーターと補助エアタンク、発電機の取り付け状況です。発電機はカツミ製の挽物パーツで、ベース板と火室に08の穴を開け、06幅、02厚の帯金で真ん中の細い部分を締めて、位置決めしてハンダ付けしました。

機関士側は、キャブ全面からデッキに向かって何やら2本、作用ロッドが伸びて、デッキからのレバーに接続されています。第1動輪の内側には、スチンブンスン式の弁装置があるので、その関連か?。レバーの前には、縦縞の入ったオカモチがあり、これは、オイルポンプ箱だろうと推測しています。(^^ゞ。

 古い写真を眺めながら、あれこれ考え、好きなタイプをあちこち取り入れて作りますから、特定ナンバーの細密模型とは真逆の方向性ですが、我が機関区独特のネルソンとして完成を目指します。(^^)!。