7800に比べ、長さが短い7850のフレーム。7800がキャブ内で投炭したのに対して、7850はテンダーとの渡り板が足場だったためと思われます。面倒くさいですが、ここは慎重に進めました。
5ミリ強、フレームを切落し、右のドローバー兼エンドビーム取付板も切断して、おのおの整形しました。フレームへのハンダ付けは床板にフレームを取付けて位置出しをしました。
下回りは走りに直接影響しますから、うりゃ〜と勢い任せに加工しない事が大切です。いじくり壊したら勿体ないので、(^^ゞ。
続けてベークライトブロックを駆使?してキャブを組み立てました。立体が出来て来るとワクワクしますが、慌てずに直角をキチンと出します。
後妻板もベークライトブロックでギッチリおさえて角をチョン付けしてから、ハンダを流しました。
フレームをカットしたので、予想以上にモーターが目立ちますね、(^^ゞ。こりゃ目眩ましが必要だなぁと考え、ブレーキ弁とブレーキハンドル、逆転レバーを作ることにしました。
床板に08厚の端材を1ミリビスで止めてベース板としました。床板に直接加工したくなかったので、(^^ゞ。
機関士側に2ミリパイプと08パイプの抱合せでブレーキ弁を、逆転レバーは05線と03線の抱合せです。助士側のブレーキハンドルは1,2パイプからの加工です。
キャブを組み立てたので、益々イメージが明確になって来ました。
パーツ利用だから、楽にできるかも?という甘い構想に反して、実に様々な加工が続きます。明治の機関車を、真空制動から空気制動に、更にキャブを拡幅した当時の機関区の技師さんや職人さんも、たいへんな苦労をされたはずで、そんな機関区の整備場に思いを馳せながら、ヤスリと糸鋸を使い、蒸気鉄道世界にドップリ浸る、なんとも贅沢な時間を今夜も過ごせました。