上回りが完成しました。
戦後復興を担って新製されたC57・4次型ですから、錆だらけのジャンク品でも僕にとっては最新型の機関車です。
小型化され、野暮ったくなったデフレクターに大きな点検穴を開け、ランボード上のバルブ点検蓋を覗けるようにしました。
逆止め弁がボイラーサイドに移った事でドームからの前半分はスカッと軽快に、 ランボードの山型と密閉キャブで後ろ半分は重厚な雰囲気です。
デフレクターはいったん取外し、03を貼り重ね点検窓のフチどりにしました。そして中抜きした抜きカスの角を落としてハンドルを植込み、バルブ点検蓋の
材料しています。
足回りは通常先に仕上げるのですが、今回はボイラーまわりのサビがヒドく、作りきれるか不安だったので足回りが後になりました。
モーターは火室下部のドロップ製の部品が厚すぎて小型モーターしか入らなかったので、伝導ロスを最小にすべく吊り掛け式で搭載します。通常通りモーターからギアボックスまでをシリコンチューブで繋ぎますと、ギアボックスがトルクの反力で暴れて、前後進で動きに必ず差が出ます。固くてゴツいゴムチューブで繋ぐのが前提の構造ですから、あれこれ考えるより吊り掛け式に変更するのが、快調に走らせるには近道です。