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宮沢模型D50の修復・ゆるっと門鉄デフ

今回のジャンクD50はパーツの欠落が多く、パーツ作りに時間を取られましたが、逆にディテールの組付けの段取りを考える事が出来ました。何事もプラスの面はあるものです。

主要パーツが揃ったので、今日は放熱管を付けるところまで進みました。

今日の最初の作業はデフレクターの切出しです。ハンダ付けを始めると糸鋸作業への切替が億劫なので最初に切りました。

TМS別冊のスタイルブックに置いて見ると、何かヘンテコです。蒸気機関車の角度で門鉄デフの写真を見てみると、大きいデフレクターが付いています。なるほど〜と納得して、また切出しです。

これこれ!と喜んで、デフレクターの足をケガキして切出しました。

切り出しは写真のように、素材を必ず糸鋸台の両側にかけて安定させて切ります。鋸刃を上げるときは素材に押し当てず、鋸を下ろす時に切ります。上げる動作時は、糸鋸台による保持が無い為、押えは指だけになっていて、素材が持ち上がるとパキンと刃が折れます。

ヤスリがけも両側保持で、上からヤスリをあてがい、押し下げながらヤスれば素材は安定します。上に見えるヤスリは扁平な三角ヤスリで下面にしかヤスリの目が無い変わったヤスリですが、ホームセンターで見つけて買い求めました。こういう鋭角な角を仕上げるには重宝しています。

両側が出来ました、エッチングデフレクターがあったので、たいへん楽です。(^^ゞ

仮置きしてバルブ点検箱を置いてみました。覗き趣味の僕には大満足の雰囲気です。さて、だいたいパーツが揃ったところで、内側の部品から取付けます。

最も内側の放熱管は、ランボードに穴を開け、足を差し込んで取付けました。写真はコンプレッサーに放熱管を差し込んで、逆ピンセットで押さえたところです。第三の手として、やんわり押さえたい時に多用しています。こうして呑気に汽車いじりが出来るのも平和であってこそだと、改めて感じた夜でした。