お安く気軽にゆるっと16番

HOや16番の金属工作を最小限の工具と労力でゆるっと楽しんでいます。皆さんも是非やってみて下さい。

宮沢C58の再生・吊り掛け式モーターマウント

とりあえず、しっかりしている動輪となんとか回るオリジナルフレームを使用してスムーズに走る足回りを組もうと考えました。

前後の動作に差がなく、静かに動く吊掛式に改造したのがこれです。缶モーターとシリコンチューブを棒モーターに組替えただけではギアボックスが暴れて騒音と前後の動作に差が出てしまうので、モーターマウントを作る手間があるなら吊掛式にしたほうが好結果が出ます。

これが宮沢オリジナルですが、硬いゴム管でモーターとギアボックスをつなぎ、モーターシャフトとウォームシャフトの駆動トルクによるジョイント角度のズレを抑制しています。この状態で静かに前後同等に動くなら、モーターの磁力だけを回復したほうが楽です。ただし棒モーターをいつも快調に回すのはブラシの清掃が必要になりますから、僕は缶モーター換装で気楽に行きたいんですね。

吊掛式に改造と言ってもお気楽ゆるっと改造です、吊掛のアームとモーターマウントを一体に05から切り出したところ。こんなもんか〜?と思われるでしょうが、大丈夫!。

要は、ギアボックスのウォームシャフトとモーターのシャフトの角度がズレなければ良いので、04で作った物でも完全に機能しています。吊掛金具はギアボックスの左右組立ネジで固定しています。これにはイモンさんで扱っている薄頭ネジ?を使うとベスト。今回は薄頭ネジが無かったので、真鍮ネジでネジ頭を薄くヤスリました。 

吊掛アームを取付けたギアボックスがハマらない時に、ダイカストフレームを削るのは止めた方が良いです、モリッと折れたら、またフレームからか〜となりますから。

フレームに合わせて、当たりをチェックして当る部分をカットして終了〜、約1時間の腹ごなし工作です。こんなお手軽工作でも実用になるとは最初は思わず、08以上の真鍮板で製作して失敗を繰り返しました。ダイカストのギアボックスにネジ切をして かち割ったり、大きくなり過ぎて上回りと当たったりを繰り返す内に、ギアボックスさえ一定の角度がキープ出来れば実用になると漸く気付いたアンポンタンでした。とりあえず、これで動力はOKとなり、

残り時間で密閉キャブの後妻板を切り出しました。いつも完成間際まで放置して、ヘンテコな加工で逃げていたので、今回は先に作ります。後妻板なんか誰も実は気にしないんですが、トビー製品や珊瑚製品は完全に再現されていますから、自己満足のために加工しました。

 宮沢C58を前に悩んでいる方の参考になれば幸いです。

 なお、モーターは秋葉原界隈で200円以下で手に入るDC12Vモーターですが、なんの問題も無く使用しております。