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宮沢D50の修復

未塗装完成が溜まってきたし、湿度も下がったので、そろそろ塗装をと考えて、上回りと下回りを組み合わせたら、D50の足回りだけ何処へ行ったやら出てきません。仕方なくパーツをかき集めて組み上げることにしました。

レイアウト?の側線に集められた未塗装完成?群。 ウクライナ戦争が始まって以来、そっちで壊すなら作ってやる!と毎晩取り組んだ成果がこの大群です。よくもまぁ、捨て値のジャンクばかり集めたものだと我ながら感心しました。

D50の上回りがこれです。不動!と出品されていたもので、確かフレームは折れていたので捨てて、安達製品のD型フレームで組み、従台車までは作った記憶はあるのですが、(^^ゞ。 上回りはキャブとデフレクターは新製、煙突とサンドボックスは吹き替えです。オイルポンプ箱やらベンチレーターやら細かいパーツも自作で追加してあります。折角だから走らせたい!

フレームは安達製品のD52用の打抜きフレームをサックリ組み、空気弁を追加したシリンダーと合わせて見ると、取付穴が合いません。ここは新たに穴を開けて1,2ミリビスで取付けます。

動輪を組み付けました。ウォームホイールがベーク?のような樹脂製なので、こりゃ耐久性は無いな〜と考え、当たりのチェックはとことんやりました。不良箇所は、先ずピストン棒がクロス・ヘッドの高い位置に、更には内側にハンダ付けし直されていたため、シリンダーに噛み込むし、サイドロッドとも当たっていました。加減リンクの取付ピンが長すぎてメインロッドと干渉、組み直しと調整を重ね、サラサラ回るところまで直せました。良かった〜、(^^ゞ。

上回りを被せてみると、スパッと収まりました。行方不明の足回りも安達製品で組んでいたので、問題なく入りました。この後、モーターを仮組みして回しましたが、前後進ともジャラジャラ喧しく振動します。解決には吊掛式しか無い、早速現物合せて設計を始めました。

図面?と現物を合せて、なんとかなりそうというところで今夜は終了です。機関車にはバックプレートは付けませんが、ウォームホイールが弱そうなので強力なモーターを積んでも意味がない、つまりは重量列車を引かせたら摩耗して忽ちアウト!になりそうですから小型モーターで十分と判断しました。 16番が衰退してしまった理由のひとつは、あまりにも走りに対して、昔のメーカーが無頓着だった事です。 ダイナミックに走らせる機会が沢山あれば、いっちょう始めるか〜って門戸が開いた筈なのに、ちょっと残念に思っています。(^^ゞ。