
おそらくは北海道へと渡ってから延長されたと思われる屋根は長いので、こりゃベンチレーターひとつじゃあ寂しかろう?!とふたつ乗せました。(^^ゞ またキャブ屋根には珍しく取手が付き、更に大振りの吊りフックも付いていたようです。台枠に落とし込んだ狭火室の長い火床によって進行方向への熱膨張が激しく、火室まわりに亀裂が生じたと記録にありますから、他の形式よりはキャブを外しての整備が多かったのでしょう。配属された機関区や苗穂工場の苦労が偲ばれます。(^^ゞ

ベンチレーターはスライド式とバッテンの補強が付いたハッチ式のふたつにしました。左はスライド式でリベットを打ち出した天板、スライド部となるチャンネル、1,5厚から切り出したレール部です。右はバッテンをケガイたハッチと1,5厚の下地です。

レール部は6ミリ幅1,5厚の帯金から長いまま切り出しました。こんな切抜きは素材が大きいまんま切り出さないと保持がたいへんです。(^^ゞ

スライド式だけ先に組んで取り付けましたが、案の定、寂しい感じです。(^^ゞ

バッテンは四隅に05穴を開け、先ずは対角線上に05幅02厚の帯金を貼り付けます。

ハンダは裏から少しだけ流しました。この裏側はバッテンが完成したら平滑にヤスリ落とします。

バッテンを作るためにL字に曲げた帯金を差し込んで裏側をハンダ付けし、最後にバッテンの交点にハンダを流しました。今までは線を植えてヤスリで平らに整形していましたが帯金の方がシャープな仕上がりになるようです。(^^ゞ

スライド式の後方にバッテンを設置しました。このタイプのベンチレーターはC51やD50あたりまで装備された機関車があるようです。カツミSLシリーズのC51や宮沢D50に追加するとキャブのイメージが充実しますので、加工をお勧めします!(^^ゞ

吊りフックは空気作用管の取り付け金具を自作した際にデカ過ぎて中止した帯金にコの字の03線を刺した物を転用しました。(^^ゞ 失敗したパーツを未練たらしく取っておくと使えることもある!(^^ゞ 屋根への取付前に帯金とコの字はハンダ付けしておき、足を1本に成形してから屋根に植えました。

公式側には取手?が並ぶので吊りフックは取り付けておりません。
なかなか賑やかな屋根になりましたが、あーもあろうか?と想像をめぐらせて製作していく過程は資料の少ない生き残り古典機に許された楽しみです。(^^ゞ 非公式側はとんな姿だったのか? 煙突の後ろにデカい消音器があることから見て、コンプレッサーは単式なんでしょうが、はてさて、どんな具合に配置されていたのか? 蒸気機関車は面白いですね〜!(^^)