シュパーブラインD51、初期の製品です。50年前くらいのジャンク品でした。
種車は見ての通りのポンコツですが、動輪を見た限り走行はしていない様子です。さて不良箇所は、まずギアボックスが経年劣化で歪んでいます。ラジアスロッドは接着してあり、モーションプレートのネジも正規の位置にねじ込めず切断してありました。クロスヘッドはクランクピンに噛み込み、スライドバーにラッカーが回っていて、クロスヘッドがスライドしません。前に触った方の苦労が忍ばれます。
ギアボックスは古いアダチ製作所のパーツに交換して、吊掛式に変更します。もちろんモーターで試運転する前に、ギアボックスを外した状態で、ウンザリするくらいの転がりテストを実施しました。モーターはアメリカ型のDL用として出回った強力な物。デゴイチですから力持ちにしないと。