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HOや16番の金属工作を最小限の工具と労力でゆるっと楽しんでいます。皆さんも是非やってみて下さい。

宮沢模型C58・シリンダーブロックをどうするか?

宮沢模型C58の足回りの問題点のひとつ、シリンダーブロック。今回は新製交換で対応しようと考えました。

当初は、宮沢模型オリジナルのソフトメタルを改造のつもりでいましたが、小顔改造でランボード幅が狭くなり、大幅にはみ出すので、オリジナルをヤスリ整形する計画は中止しました。幸いカツミシュパーブラインのシリンダーカバーがあったので前後板を作れば良いやと切出したのがこの画像です。ボイラーとフレームの欠き取り箇所が細いので08真鍮板から0番の糸鋸でシャリシャリ切り出しました。右のリア側のシリンダー蓋取付穴が長円形なのは、採寸ミスで正規の位置まで穴を広げたからで、ただドジなだけです。

オリジナルと重ねて見ると、両側でシリンダーガバーを取付けても1ミリ以上狭くなり、ランボードとシリンダーカバーとの段差も、シリンダー本体の裾が絞られた表現も出来そうです。これで上手く走ればメデタシなんですが。 16番の場合、第1動輪のクランクピンとメインロッドやクロスヘッドの干渉が、走らない機関車になる原因のひとつなので、ピストン棒の中心間は宮沢模型オリジナルの27ミリを少し切る程度にします。シリンダー後蓋の外側をヤスリ整形して、後蓋を少し欠けたお月さま風にして逃げます。お騙し工作ですが、ゆるっと楽しむ為にはゴマカシが肝心と納得しています。本当に大丈夫なのかな~?。気分的には、オリジナルの重苦しいシリンダーから、幾分、しまった足回りになる妄想で幸せなんですが。