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C53の修復・フロントデッキ

天賞堂仕様バラキット途中放棄ジャンクからの修復です。ミスパーツのフロントデッキはパーツを自作で追加しました。

2段デッキの下部分はシュパーブライン、上側を自作で補いました。まだ本体には固定せず、合わせの調整をしています。

これはボイラー本体を、機関助士側の給水の配管まで直したところです。ランボードがキャブからはみ出して、火室が横方向に広がっていたのを手直し、給水配管、給水ポンプの排気管を割りピンで固定にやり直しました。素晴らしい出来栄えのロストパーツが付いているので、慎重に進めました。

C53の特徴のひとつ、フロントデッキ下に回り込む給水配管は、下回りのシリンダー側板と干渉するので、新たに3の字型の取付バンドを03洋銀帯金から製作して配管し直しました。ジャンク再生でもバラキット途中放棄ものはもっとも手間暇がかかります。

手持ちパーツの中から拾い出したシュパーブラインC53のエンドビームとフロントデッキ下部分。グレスレー弁装置の点検口を落し蓋式に改造しようとした、これも途中挫折品です。落し蓋式は好きなので意図を汲んで加工します。

先ずは4箇所に落し蓋のレールとなる帯金を珊瑚製ウインドヘッダーを貼り付けて表現しました。例によって長いままハンダ付けして切り取り、ヤスリ整形しました。

続いて落し蓋部分に手摺を4箇所に取付ました。コイル状のエアホースはカットしてあります。

傾斜デッキ部分を05から切出しました。外形をヤスリ整形しました。ヤスリは上から中目、細目2本、極細です。ヤスリ掛けは糸鋸板を使い、パーツを押付けた状態で、上からヤスリをあてがってヤスリます。糸鋸板に保持されてパーツが歪まないので楽に作業出来ます。

グレスレー弁装置の点検口を開けて、折り曲げ線を彫り込みました。溝掘りには上のカキ取り工具を使いました。アクリルなどの加工に使う工具のようです。

下部との接合具合を何度も確かめながらヤスリで調整しました。デッキの2段目には、この後、網目板を貼付け、傾斜デッキの点検口の裏をアングルで塞げは完成ですが、今夜は時間切れです。(^^ゞ