お安く気軽にゆるっと16番

HOや16番の金属工作を最小限の工具と労力でゆるっと楽しんでいます。皆さんも是非やってみて下さい。

カツミSLシリーズC51の改造、サンドドーム

苦手の太物加工ですが、ゆるっとお気軽加工でなんとか終了しました〜。

スチームドームよりも低くいかつい感じのC51の特徴あるサンドドームですが、雰囲気は出たと思います。僕の細工としては合格点です。

高さの微調整と、ボイラーとの擦り合せには、20ミリの銅管にサンドペーパーを巻いて、ひたすらシャリシャリ削りました。安直な方法ですが、思いの外、上手く行きます。

ドームのテーパー仕上げには、プロクソンのミニウッドレースなる玩具の木工旋盤を使用。力はありませんが、高い本格的な旋盤を導入するには、先立つものがありませんので、ダマシダマシ使っています。

高さを合わせたところで、大きめに切って曲げ癖を付けた03真鍮板をハンダ付け、スカートとします。スカートには2ミリのネジを切り、ドームの上からネジで締付けてからハンダを流しました。ハンダ付けが下手くそですね〜。

スカートの周囲を05番の糸鋸で切り、ボイラーに乗せてカツミ製オリジナルのドームと比較したところです。しめしめ、かなり感じは違うぞ! ひとりニヤニヤします。

カツミのドームに取付けられていた、砂箱蓋と砂撒き装置元栓を移植しました。ロストパーツで飾るよりも、先ずはプロポーションに影響する基本の部品を手直ししてこそ、ロストパーツも生きてきます。 これでカツミ製C51の弱点をひとつ解決しました。弱点のある製品こそ、触る楽しみを与えてくれます。