お安く気軽にゆるっと16番

HOや16番の金属工作を最小限の工具と労力でゆるっと楽しんでいます。皆さんも是非やってみて下さい。

鉄道省8550の製作・やはりドームは難しい。

旋盤を持たない僕にとって、古典機のドームは最難関のひとつです。インチキ工法を連発しますが、やはり上手には出来ません。(^^ゞ

インパクトドライバーに特大のチャックを取付け12ミリの丸棒を咥えたところです。ドーム先端を荒削りします。右手にインパクトドライバー、左手は軍手を履いて回る丸棒を持ち、膝に置き、左肘で押さえた大ヤスリに押し付ける、なかなか大雑把な作業です。ヤスリは中目と細目を段階的に使い分けます。

荒削りを終えたところです。右はサンドドームの10ミリ丸棒です。真鍮などの金属専門店から通販で20年くらい前に買いました。

ドーム中心に2ミリの穴を貫通させます。こういった厚物の穴開けはボール盤が役に立ちます。1秒掘ったら3秒以上は空転させ、ダマシダマシ開けないと、まず真っ直ぐ進みません、最悪、ドリルが噛み込みます。ボール盤は、これもプロクソン製品で、2万円以下で購入しました。

ドームのボイラー側は、4ミリ、6ミリ、8ミリの順にドリルで中身を掘ります。これはドームの裾をボイラーの曲線に合わせて削りやすくするためで、深さ3ミリ程度で十分です。

この作業は、ミニヤンキーバイスでは無理で、近所の荒物屋の床に転がっていた物を3000円で引き取って来た、鉄製のヤンキーバイスの出番です。作業台にボルト止めして使う工具ですが、僕は床に置き、足で踏んで固定?して使っています。工作室が狭いから仕方がありません。(^^ゞ。

 

ドームに貫通させた2ミリの穴にネジを通し、ナットで締め付けて、プロクソン・ミニウッドレースと言う木工旋盤に噛ませたところです。画像のドリルチャックは別売パーツです。速度調整もあり、通常は直径5ミリ以下の削りしかしませんが、12ミリでも刃物を強く押し付けなければ、十分使えます。金属加工用旋盤は30万円くらいしますから、買えませんので、このミニウッドレースを壊さないように使っていますが、本来は小さなコケシなどを作る為の工具です。ホームセンターで1万円そこそこで売っていました。

煙突は、4ミリパイプの先端と根本にリングを嵌めハンダ付けして3ミリビスナットで締め付けてからドリルレースしました。

案外うまく行った〜とボイラーに乗せたところ、

細すぎました。スケールは4,5だから4ミリパイプじゃあ細いなぁ、と思った通りでした。5ミリパイプには被せる6ミリパイプの手持ちが無く、困りました〜、(^^ゞ。 

とりあえず、スチームドームの裾だけボイラーに馴染めせたところで時間切れです。煙突をどうするか?、ドームの頂点の形状が尖り過ぎたなどなど、問題だらけです。(^^ゞ。

汽車は本当に面白いですね!。(^^)!。