お安く気軽にゆるっと16番

HOや16番の金属工作を最小限の工具と労力でゆるっと楽しんでいます。皆さんも是非やってみて下さい。

カツミSLシリーズC51の改造・門鉄デフ

加工も最終段階に近づき、今回のC51の個性を決定付けるデフレクターに取り掛かりました。

デフレクター本態はエッチングパーツを利用しました。壊れやすい部分なので、足は1ミリ厚真鍮板からの切出しです。

今回は、エイヤ〜と製作にかからず、2倍の図面を書きました。ザックリした図ですが、なんとかなれ〜、で進みます。

材料は半分使った残りをヤクオフで出品された方から、お安く譲っていただきました。少し薄いので切出しは慎重に行います。

カット台の上で切っているところです。工作法で、素材を回して切り進むと書かれている事がありますが、手鋸の場合は鋸を回して曲線や角を切ります。ですからカット台は突き出ていると楽です。鋸を回して角を切り進んだら、鋸を止めて素材を回し、更に切り進む工程を繰り返します。

仮面舞踏会風に切り出しました。残り滓は切り刻まないでおくと、何かに流用するときに便利です。また、カット台上での保持も楽です。

足部分の板に重ねて、ケガキ線の最終確認。切抜きの休み穴は1箇所で十分です。今回は1ミリで開けました。切抜きには0番のヘラクレス刃を使用して、3回で1ミリ進む程度のゆったりしたペースで切ります。力が入ると、部品がカット台から持ち上がり、ペシッと刃が折れます。

何回もデフレクター本体を乗せて、具合を見ながらヤスリで整形していきます。実物は2本足で、前足がフロントデッキへ下る曲面部分に付くのですが、難しいし強度も心配なので3本足でランボード上に足がまとまるタイプにしました。運転用の模型なので、とにかく簡単に壊れない事を優先しています。ゆるっと改造に徹しています。(^^ゞ

続けてキャブの前面の庇を作りました。端材をドライバーがらみ万力に挟み、エイヤ〜と曲げます。

曲げてから外形を大まかにブリキ鋏で切り取りました。本体を左に保持、切り屑を右に出すように切れば本体は歪みません。

長さはヤスリの柄がらみ万力に挟んで糸鋸でカット。刃は000番を使用します。こんな小物は手持ちで糸鋸を使えば必ず刃を折りますから、何とか万力に挟むように工夫しています。

ヤスリ整形してからキャブに仮置きしてみました。スケールより長いですが、機関車の前半分のボリュームとのバランスを考えると、こんなもんかなぁと、これまたゆるっと判断します。もちろんスケールも作って検討しました。使わない庇はシュパーブラインC53に転用する算段です。

庇にも取付用の足を04真鍮線で付けておきます。とにかく引っ掛け安い箇所は丈夫が最優先!運転重視を貫きます。(^^)v