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HOや16番の金属工作を最小限の工具と労力でゆるっと楽しんでいます。皆さんも是非やってみて下さい。

C53の修復? 地獄でホットケ〜(^^)!

C53重連仕様を目指してKDカプラーを首振りにしたばかりに、たいへんな加工が必要になりました。(^^ゞ

変わり映えがしませんが、温め器に給水の配管まで終了しました。何が地獄だったかと言うと、これです!

足回りを組付けてスタイルブックに当たってみると、シリンダーが縦長でC54風味。煙突高さでスケールより2ミリ以上高い。加工してきた上回りはランボードの厚さが1,3ミリ、足回りを流用しているシュパーブラインC53は0,3ミリで、大鉄デフレクターの裾にシリンダーが嵌まり込むのに対して、この上回りは、シリンダーを嵌め込む余地が無いのでした。かくなる上は、

荒目の大ヤスリでシリンダーの上側をヤスっちゃいました。こんないい加減な加工で良いのか?とシャリシャリ。高さは1ミリ以上削り落として、なんとかC53ぽくなりました。続いては、温め器に給水の配管を固定するために、フロントフレームをバッサリ切り落しました。

 

温め器を万力に咥え、シリンダー前板の部分からバッサリ切り落します。これが我が鉄道の標準仕様ですから、中古を買い求めるときは気をつけて下さい。(^^)b

切り取ったフロントフレームをエンドビームにあてがうと、予想通りカプラー取付用の段ビスに干渉します。とりあえず、温め器の真ん中をヤスリます。

こんな具合で当たらなくは出来ました。フロントフレーム後部には、上回りに取付ける為のチャンネルを仮置きしています。

5✕9で1ミリ厚のチャンネルから切出しました。これでフロントフレームの取付は万全と思いきや、取付けたら温め器が邪魔でカプラーが外せない事に気付きました。アホやな〜(^^; 仕方がないので、温め器がらみフロントフレームを左右に分割して、機関士側は外せるようにビス止めにすることにします。

 

先ずはフロントフレーム分割前の補強として2ミリ角材をハンダ付けしました。これからかち割ります。

かち割りました!なんとも泥沼状態ですが、実物もメンテナンスにD51の3倍近く手間暇がかかったC53ですから、イケイケです。分割したフレームとチャンネルの結合はビス止めにしましたが、穴開けは06で探り穴を開けてから広げました。

ビス止めしたところ、温め器が微妙にズレます。これは温め器にピンを通すしか無い!次々に問題が出て、出たとこ勝負、おだまし工作の真骨頂です。ゆるすぎる〜。(^^ゞ

温め器の中心に穴を開け真鍮線を差込みました。ブロックに細いドリルで穴開けをする際は、ドリルの刃をサッと髪に通し、1ミリくらいずつ進めないと、摩擦熱でドリル刃が駄目になったり、最悪は噛み込んで折れたりします。勿論、髪に通すときは回しません!念の為。(^^)b

ピッタリ合いました!良かった〜。機関助士側だけを上回りに固定して、漸く配管出来ます。

思わぬところで大渋滞しましたが、ゆるっと工作で必要なのは、駄目でもめげずにやり直す事です。ハンダ付けはやり直しが効くし、壊しちゃったら部品から作れば良い訳で、これだけ遊んでも、費用は電気代だけです。BGMも沢山聴けて良かった良かった。(^^)丿