お安く気軽にゆるっと16番

HOや16番の金属工作を最小限の工具と労力でゆるっと楽しんでいます。皆さんも是非やってみて下さい。

7850空制改造機の製作・ゆるっとビッグサイズステップ!

ヘンテコなタイトルにしましたが、テンダーの機関士側に、大きなステップを付けました!

 というのは、フェイスブックに画像を掲載されている上手な方が、専用線のキューロクをジャンク再生で製作されていて、テンダーにビッグサイズのステップを付けられていたのです。これこれ!こりゃ良いなぁと感動したので、簡略化してパクりました。(^^ゞ。

とにかく台車をなんとかしないと進まないので、ひたすら担いバネをヤスリ整形しました。4個目ともなると慣れて、万力に咥えて大ヤスリでガシガシ削ります。古いドロップパーツの常で、角が甘くなっている部分もカチッと整形しました。

松の穴開け用の板で保持して、担いバネ釣りを通しているところです、パーツをどうやって保持するか、真面目な方ならヤンキーバイス等を使われるのでしょうが、そこはゆるっと、使えるもんは何でも使え!です。

1軸台車?の担いバネ吊りには、割りピンを使用しました。これも馬鹿穴の状態の割ピンにバネ吊りを通し、先に担いバネを台枠にハンダ付けしてから、割りピンを締めて、位置出しを簡単にしています。

ようやく台車が全て完成しました。作り出すまで、本当に出来るのかなぁ?と不安でしたが、なんとかなるもんですね、(^^ゞ。 多少の狂いはあるものの、まぁ、手作りの味とか何とか、自己弁護を連発する緩さです。まぁ、良かろうと先に進みました。

ビッグサイズステップ?が左、標準が右です、ともに05板から切り出しました。ビッグサイズの方には、中間に04洋銀線をコの字に曲げて植込みました。

先に床板にカプラーベースとエンドビームを付けておき、ステップをちょいちょいとハンダ付けしました。大きなステップに乗った構内員が、緑の旗を盛んに振る姿が連想されてニヤニヤ。(^^ゞ。 エアーホースは、自作する際は09線を使用して来ましたが、垢抜け無いので08に落とし、コックは03真鍮線にしてあります。ちょっと離れれば立派?に見えます。(^^ゞ。

 9ミリの車両までフルディティールになり、車両製作のバードルが高くなったことで、自作するファンが減ってしまったのは、残念なことです、また、レンタルレイアウトでの走行会も催されているようですが、エンドレスぐるぐる回りが主体で、入換や、機関車の交換、増結といった、当たり前の鉄道運営が、いまだに模型に取り入れられないのも、勿体ないと思います。今回の7850の写真が掲載されていた高田隆雄さんの追憶の汽車電車の表紙は、なんと後部補機D50の走行解放シーンでした。 梅小路蒸気機関車館で保存されたC59のフロントにも、走行解放装置が付いていて、C59も確かに山陽本線で、後部補機運用され、走行解放をしていたのでした。蒸気鉄道の楽しみは限り無く奥深く、ビッグサイズのステップを製作するだけで、蒸気世界のほんの小さな工夫を追体験出来たように思えた夜でした。