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HOや16番の金属工作を最小限の工具と労力でゆるっと楽しんでいます。皆さんも是非やってみて下さい。

鉄道省7270の製作・ゆるっとテンダー

本体が形になって来たのでテンダーに取り掛かりました。

左から06厚の床板とエンドビーム、テンダー車体の08厚の底板と06厚の上板です。

底板と上板に側板を巻きつける工法を取るので、底板と上板は別に切り出してから、重ねて周囲をピッタリに仕上げました。

再び臼井さんと西尾さんの御本から、写真を拝借です。やはり漫画的な機関車ですね。

さて、ブルックスのテンダーはご覧のように、車体上部に後ろ上がりの飾り板が付いています。ナポレオン形と言うらしいですが厄介です。更に帯金が上部に入り、ナポレオンちゃんにも縁取りがあると言う凝った作りで、実用一点張りのアメリカ形にしては珍しいタイプです。これは手強い!(^^ゞ。

とりあえず03から側板を切り出してみました。糸鋸の弓の深さギリギリの長さで、クネクネと切らなくてはならず、ゆっくりゆっくり切りました。こちらは裏側でリベットのケガキ線を入れましたが、ソコツモノなので間違えて引き直しをしてあります。(^^ゞ。

エンド部分だけリベットを試し打ちしました。実物は縦2列と言う凝った打ち方をしていますが、そんなもん出来るわけ無いじゃん!(^^ゞ、と簡単に諦め、リベット間隔も広くとって、打ち易さ重視です。まぁ、打たないよりは良かろうと、自分の技量に合わせてインチキ工法で切り抜けます。 

 ブルックスのテンダーは、台車の軸箱守が難物で、えらくゴツゴツした板細工です。またステップもえらく大きなフラスコの断面のような形態で、これまた作り方を考えなくてはなりません。本体がある程度形になり、やってるやるワイ!の気迫が湧かないと挫けそうなので、今まで取り掛からなかったのでした。

 どこまで簡略化して、且つ、ブルックスの個性を出すか?。頭の体操が続きます。(^^)。