お安く気軽にゆるっと16番

HOや16番の金属工作を最小限の工具と労力でゆるっと楽しんでいます。皆さんも是非やってみて下さい。

改造種車のお薦めナンバー1はカツミC51で決まり!

ヤクオフで何故か高値になる事がほとんど無いカツミC51ですが、温め器装備で全く別物の機関車に化けます!

塗装前の見直しに引張り出しました。温め器は丸棒からの加工で、お安く仕上げています。煙室扉がダイカストだから人気が無いのかもしれません。煙室扉は自作、デフレクターは大鉄の大型、煙突は継ぎ足し、スカートにボルトを植込みました。

今日の加工はキャブが淋しかったので屋根に吊環、側面に縦樋を付けました。不人気の原因のひとつと思われる蛸入道みたいなサンドドームは丸棒をドリルに咥えてゴリゴリ整形した自作ドームにすげ替えてあります。製品にはキャブ前面の庇が無いので追加しましたが、このちょっと下向き加減の庇もC51の魅力のひとつです。

これは20年前頃に改造した傾斜デッキに大鉄デフレクター、パイプ煙突装備機。サンビームヘッドライトをくり抜いて米粒球を入れています。ニワさんには申し訳ない改造ですが、このスタイルのC51がいちばん好きなので、夜行の先頭に立てるべく点灯式にしました。煙室扉前に襟巻き状にシリンダーからのスチーム管が立上り、勇ましい雰囲気を醸し出します。こんなに改造で遊べる機関車が安いんだから、大いに助かります!

種車です。加工前だとこんなにスッキリ。カツミSLシリーズはフレームがダイカストですが精度が高く、歪みなどの経年劣化で困った事はありません。走りも良いのですが、テンダーの集電不良で整備が悪いとギクシャクします。お陰様で走行歴の少ない物が多いです。動輪のタイヤのメッキが剥げていなければ先ずは大丈夫でしょう。もっともC55に改装した種車のC57はロッドが噛んだ状態でモーターで無理に回そうとしてギアボックスのギアカバーを弛めたらしく、タイヤのメッキは完全なのにウォームホイールが見事に一部分だけ摩耗していました。もっとも、それがキッカケで動輪交換、流改への加工となったので、まるっきり無駄にもならないのが面白いですね。