お安く気軽にゆるっと16番

HOや16番の金属工作を最小限の工具と労力でゆるっと楽しんでいます。皆さんも是非やってみて下さい。

宮沢模型C58・かんたん空気作用管

凝れば限りなく難しい空気作用管ですが、食後のゆるっと工作でも取付けられます。仕上がりは無いよりまし程度ですが。

取付け終了後です。無いよりましでしょう。

先ずは取付け金具の穴を06で開けておき、ドレインコックへ行く作用管から取付けます。取付け金具は05幅03厚の洋白帯金、作用管は02燐青銅線です。ドーム周りには銅線を巻き、両端はボイラーに穴を開けて差し込んでハンダ付け。砂撒管へ行く作用管を後からハンダで止めています。このやり方は穴開けだけ正確ならほぼ途中で挫折することは無い超簡単技法です。

1時間少々で空気作用管の取付けが終わったので、補助オイルポンプとデフレクター後方に付くオイルカップを作りました。右がオイルポンプで3ミリ角材から切出したもの、左は本来は四脚のオイルカップですが、難しいので2本脚にしてあります。ランボードに取り付けるこうした小物には必ず取付足を付けておき、ランボードの裏からハンダ付けするようにしています。

オイルカップに脚を取付けるには、丸棒に切込を入れ、04の洋白線を打ち込みました。なるべくハンダ付けだけに頼らない組み立て方が時間短縮に結びつきます。

オイルカップには3☓4の座金をハンダ付け。06を貫通させておき、ランボードに取り付ける際の足とします。

オイルカップと補助オイルポンプを取付け、キャブ下には速度計とエアーのコックのような物を取付。速度計は直角に曲げた帯金に虫ピンを突き刺しただけです。機関士側も充実した印象になりました。このように毎日遊んでもボイラー周りだけで1週間は集中した時間を過ごせます。工作中は作り方を考えるだけで頭がいっぱいになりますから、熱中して遊べるたいへん安上りな趣味だと思います。