ボイラーの加工中に外れてしまったフロントデッキですが、加工してから取付けました。
フロントデッキを取付、煙室扉をはめ込んだところです、本日はこれまで。
エルボ改造のシリンダー排気調整弁まで取付けました。温め器の配管は、これでも上手く行ったほうです。温め器の給水管の根本のリングが、2ミリのパイプから切出したフランジです。無いよりマシのゆるっと細工ですね。(^^ゞ
ハンドレールに沿って、給水管と給水ポンプの排気が伸び、給水管は端面の下側に、排気は温め器の後ろ側面に入ります。機関士側はコンプレッサーの排気です。後ろ側面の両端がシリンダーからの排気管になります。温め器からのドレイン排水管は、温め器中央下面より、オイルポンプ箱の裏に降りています。C51は給水温め器の配管が全て露出なので蒸気機関車の配管の仕組みを理解するのにはうってつけの機種です。
加工前のフロントデッキ。重連用にKDカプラーを取付けます。先ずはカプラーポケットの下面を切り取り、カプラーポケットの幅いっぱいにエンドビームをヤスリました。
カプラーは本体に復元バネの付いた廉価版です。50個入りで各種が売られています。カプラーの台座は05を曲げたチャンネルに段付きビス用のネジを切りました。
フロントビームにはリベットが無いので、カプラーポケット両側に、珊瑚のリベット付ウインドシルをハンダ付けして、フレームとエンドビームの取付部の補強板を表現しました。ハンダ付けには洗濯バサミでデッキを保持し、帯金をソルダーアシストと言うスチールの棒状の押え工具を使い、左手で位置決めしてハンダを流しました。
デッキ上面には、フレームの上にステップを網目板から切り出して取付ました。ステップには煙室扉を避ける切り込みが入っています。エンドビームにはエアーホースを取付け、フロントデッキ上にエアーブレーキの配管を追加しました。
フロントデッキを取付けます。フレーム上のステップと煙室扉との間の隙間が最小になるように調整しました。ちょっとデッキが間抜けな感じですが、標識灯を付ければ変わるかな~?
続いて煙室扉の加工です。C55のハンドレールノブで、C51と位置の異なる箇所は真鍮線を埋めて塞ぎ、新たに穴を開けてハンドレールノブを裏からハンダ付けしました。ヘッドライトはスパイクモデルの点灯式で、煙室扉上部を斜めに切り欠いてハンダ付けしました。
扉の打出しのハンドル類は慎重にヤスリ落としました。ハンドレールノブはアダチ製の挽物パーツですが、これにて僕の在庫は完全に無くなりました。次からは割りピン使用になると思い、湧き上がる不安!
使用したカプラー、スケールヘッドという、小さめのカプラーです。これを取り付けておき、重連で解放してしまう場合は、ラージヘッドに交換します。面倒がらずにカプラーをビス止めして首振りにしておけば、カトー製の730Rはへっちゃらです! いやこれはカプラーの性能が良いので、僕が威張る事ではありませんでした。(^^ゞ