お安く気軽にゆるっと16番

HOや16番の金属工作を最小限の工具と労力でゆるっと楽しんでいます。皆さんも是非やってみて下さい。

宮沢模型C58・シリンダー交換

時間が取れず進みません、

 画像も悪いですが、シリンダー後蓋、バルブガイド、スライドバーだけは付けました。 ここでクロスヘッドとピストン棒の当たりを確認したのですが、なんとモーションプレートとバルブガイドが干渉することが判明しました。 

 足回りをバラした時に、モーションプレートとフレームの間に厚手の絶縁ワッシャがかましてあり、これじゃあモーションプレートの位置が高すぎるよ~と不思議に思いましたが、オーバースケールのバルブガイドを避ける為に噛ましてあったんですね~。なかなかやるな~。

 これはバルブガイドも新たに作りなさい!との啓示なのかもしれないぞ!と気付いたところで時間切れでした。

 どうやらシリンダーに手を出した事で、ゆるっと泥沼にはまり込んだようですが、こうして新しい工作が次ぎ次ぎに難題として出て来るから飽きないわけで、作るしか無いな〜と妙に納得した今夜の工作でした。

 今週は野暮な用事が多くて、今夜は9時まで、別案件の配線作業があり、ハンダ付けをしまくって疲れてしまいましたが、無事に配線が終了したので、模型に取り掛かりました。  同じハンダ付け作業でも、汽車いじりのハンダ付けは楽しくてストレス解消になります。もちろん、僕の場合、汽車いじりのハンダ付けについては、全くテクニックが足りず失敗の連続なんですが、失敗する→バラす→ハンダを吸い取る→部品をキサゲで磨く→保持方法を変えてハンダ付けする、この過程がなかなか面白いんですね~。生まれて初めてバラキットを組んだのはカツミC53でしたが、自慢げに運転会で走らせたところ、スライドバーが抜けて、そのまま走っていました。 大爆笑の結末だったことを思い出しつつ、今回のC58ではシリンダー後板にキッチリ嵌め込んでからシッカリと裏からハンダを流しました。

 こんなに面白い作業があるのに、16番の金属工作をする方が減っているのは、市販車両のディテールが凄まじく細密で、素人工作では、市販車両のレベルには届かない。もしくは細密化の為にロストパーツを集めると、とんでもなくお金がかかるからかもしれません。 

 宮沢模型C58を素人がいくら加工しても、ロストパーツを多用しない限り、天賞堂のプラスティックC58のレベルにはかないませんが、1メートル先を走らせた時に、満足出来るレベルまでなら加工出来ます。スーパーディテールにこだわらず、いじる楽しみを味わう為にいじると言う姿勢で、ゆるっと手を入れるのは、頭の体操にもなる素晴しい趣味だと思います。