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HOや16番の金属工作を最小限の工具と労力でゆるっと楽しんでいます。皆さんも是非やってみて下さい。

カツミSLシリーズC51の改造・キャブまわり

のっぺりした製品のキャブを小改造して活きた機関車らしさを出したいと考えました。

側窓の庇、窓下にベンチレーター、窓に肘掛け、縦雨樋。屋根上にキャブの吊環、発煙筒、暖房安全弁を取付けました。全て手作りパーツでお安く仕上げています。

用意した左から2ミリ幅の庇、05厚の肘掛け、02厚のベンチレーター。 真鍮端材入れを掻き回して使えそうな端材?というか真鍮屑を見つけるのも楽しみのひとつです。

組み上がっているギャブに肘掛けを裏側からハンダ付けするのは難しいので、あらかじめキャブの内側と肘掛けをハンダメッキしておき、カツミのベークライトブロックをクリップで押し付けて位置決めをし、表側からハンダ鏝を当てました。面倒そうですが、急がば回れで、早く出来ます。

雨樋まで取付けました。雨樋は割りピンでキャブの側面から少し浮かせてあります。サンドドームを挟んだクリップは転び止めです。

キャブの吊環のリベット付ベース板です。リベット付の珊瑚製ウインドシルをリベット3個分ずつに切り、リベット1個をヤスリ落として04の穴を開けました。

左は発煙筒で1ミリパイプに2ミリパイプから切り出したフランジを付けたもの、暖房安全弁は太さ1ミリの真鍮釘の頭をドリルレースで段を付け、これまた2ミリパイプのフランジを付けました。

屋根上のパーツを取付けました。C51は、温め器の配管で機関車前半分に重量感が付くと、カツミ製品のままでは、機関車後ろ半分がさみしく見えるのでキャブのパーツ追加はせざるを得ないと思いました。また、380両も生産され、長く活躍して改造を重ねたC51は、様々な形態になっていましたから、気楽に手を入れられる機関車です。それにしても素材からのパーツ作成と追加は安上がりで嬉しくなります。(^^)b