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HOや16番の金属工作を最小限の工具と労力でゆるっと楽しんでいます。皆さんも是非やってみて下さい。

宮沢模型D50の修復・オイルポンプ箱

ランボード上、逆止め弁の前に新製したオイルポンプ箱を置いてみました。D50、C54あたりに見られたデカいタイプです。

切り出したパーツです。左上からキャブ前に置く補助オイルポンプ箱、その下はキャブの肘掛け、右上がオイルポンプ箱本体、下はオイルポンプ箱の上蓋と前蓋です。補助オイルポンプ箱は3ミリ角材から、オイルポンプ箱は5ミリ角材から整形しました。

肘掛けの取付はキャブの裏側をよく磨いておき、肘掛けをあてがってベークブロックで押え、木製の洗濯バサミで仮押さえして、外側からハンダ鏝を当てました。キャブの後妻板が付いていると、肘掛けの仮押さえが難しいので、裏側から角材で押し付けるしかありません。カツミ模型のベークブロックセットを使用していますが、無ければ檜棒から切り出しても使えると思います。木製の洗濯バサミはアゴのえぐりが大きいので便利です。

オイルポンプ箱の上蓋、前蓋には前もってハンドルを付けておき、本体への取付面をヤスリで平坦にしておきました。裏面にはハンダが付いていますから、古ヤスリにパーツを置き、軽く研ぐようにスライドさせれば、たちまちキレイに平坦になります。

上蓋と前蓋をハンダ付けしました。ブロックに小片を付ける際は、逆ピンセットで定位置に押さえたら、ブロックだけにハンダ鏝を当て、ハンダがツツーっと回るのを待ちます。このような小片にハンダ鏝を当てようとすると必ずズレて失敗します。過去、何回も失敗してハンダ鏝でパーツを捏ね回す事態に陥り、ようやく要領を会得しました。オイルポンプ箱は、デカいタイプもロストパーツが出ているようですが、なにぶんにも元手がない、且つ、お安くあげるのも大切なので、ゆるっと新製してみました。(^^ゞ。