お安く気軽にゆるっと16番

HOや16番の金属工作を最小限の工具と労力でゆるっと楽しんでいます。皆さんも是非やってみて下さい。

珊瑚2120の修復・空気制動改装完了!

 突然始まったB6ですが、上下の組み外しやらカプラーの取付やら、考えさせられる加工でした。 昔の活躍を撮影した写真や、乗務した方々の談話などを読むと、本家のイギリス製だけでなくドイツ製やアメリカ製の機関車も、安定した成績を残したようで、走りと整備性だけは最低限のレベルを守ろうとの思いを強くしました。しかし、モーターの特性か、早すぎるのが難点です。(^^ゞ。

ブレーキ梃子を追加した事で、足回りは落ち着きました。従輪の後に排障器も取付け、キャブ下のスケスケ感を打ち消しました。

新規に作成した動輪押え板は、従輪の手前までの長さとしました。ウォームギアは干渉しないように、板の内側に収めました。樹脂製のウォームですが、ウォームホイールがベークなので、交換が容易なウォームが擦り減る方がメンテナンスは楽です。

 

ブレーキシリンダーと梃子は別パーツにまとめ、押え板にネジ止めする構造にしました。ブレーキシリンダーは5ミリ丸棒からドリルレースしました、ふたつ同じ物は作れず、悩ましいですが、片側ずつしか目に触れないので、ゆるゆる合格としました。(^^ゞ。

ブレーキシリンダーには06真鍮線を植込み、取付枠に穴を開け位置決めしてハンダ付けしました。ブレーキシリンダーのブレーキロッド?も06です。

梃子のクランク棒は08真鍮線、梃子に穴を開け貫通させて取付け。クランク棒は取付枠に直接ハンダ付けしています。とにかく簡単な方法にしました。

出来ました〜、あてがってみると、従輪とブレーキシリンダーが当たります。スタイルブックで確認したところ、前に製作した従台車の取付アームが短いと判明! アホか〜と従台車は作り直す事に。(^^ゞ。杜撰さの極みですね!

真鍮の切屑から適当なサイズの08板を拾い出し、整形してL字に曲げ、真鍮パイプをハンダ付けして従台車としました。

うまい具合に収まりました。これで6番ポイントは通過出来ます。良かった!

リアのエンドビームにはエアーホースが無かったので、09真鍮線をそれらしく曲げ、コックに03真鍮線をハンダ付け、その後、07幅、02厚の帯金を巻いてエアーホースとしました。

エアーホースと排障器を取付してからのリアビュー、カプラーはKDの6番を車体側にネジ止めしました。フロントは5番です。両方ともに、下回りのフレームが干渉するのでサイドの出っ張りは切り落としてから取り付けました。

晩年のB6は、サンドボックスをキャブ前に移設したフタコブが多いのですが、形態的にはバランスのとれたコブ3つが好きです。 東京は隅田川の貨物線で重連で活躍したり、地方線区でも色々な活躍をした機関車が、我が鉄道に増備されました。僕の地元の陸羽東線も開業時にはB6が走っていたようで、8620と置き換わったのかな?などと考え、調べてみるのも蒸気鉄道ならではの楽しみです。(^^)丿