お安く気軽にゆるっと16番

HOや16番の金属工作を最小限の工具と労力でゆるっと楽しんでいます。皆さんも是非やってみて下さい。

16番レイアウトの汽車の駅

実物の汽車の駅は、プラットフォームの列車有効長の4倍以上の長さがあり、パシフィックやハドソンの停車駅ともなれば、構内の長さが1キロを越える駅もありました。 これは16番で言えば、駅の長さが12メートル以上ですから、そのまま持ち込むなら、その一部を再現するしかなくなります。 そこで駅の機能を持たせたまま、圧縮する工夫が必要になります。

 画像はただいま製作中の駅構内のコントロールボードです。カトー製HО線路にはダブルクロスポイントが無いため、単線の本線エンドレスに山線エンドレス、渡り線が完結せず、駅とは別に信号場を設けて駅の機能を補完しています。

駅の南側です。左端から支線のエンドレス、支線から信号場への連絡線、信号場への平坦線と山線が複線で壁際を走ります。 奥には機関区、機関区の手前に駅止貨物の荷捌き線、到着線、留置線です。

 

駅の北側は単純に壁際を山線の勾配が登り、すぐ内側を平坦線の本線が走っています。 

 駅の構内には山線の機待ち線が2線、島式ホームが仮置きされていますが、スハとスロ、C12が置かれているスペースにも駅舎のあるプラットフォームを設置の予定で、これだけの規模でもプラットフォームは6連が入る3線しか配置出来ませんでした。

 

 駅の機能としては、平坦線から山線に入る列車の補機の解結、または機関車の交換、機回り線を使っての列車の進行方向の切り替え、側線への留置と引き出し、貨物列車の駅止貨車の切離しと駅発貨車の増結といった、まさにありきたりな鉄道の運営だけなのですが、大きくなりすぎないように考えに考えても、このサイズ以下は無理でした。そして、C53やC60を走らせる駅としては、いかにもセコイ!(^^ゞ。 ただし、汽車の走る姿をゆるっと眺めるには、これ以上の大スペースになると、16番では、何が走っているのか分からなくなるので、これで進めたいと考えています。