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宮沢模型D50の修復・フロントデッキ

覗き趣味を満たすために門鉄デフレクターに改装しましたが、これはなかなか厄介です、というのは、D50はデッキまわりがゴチャついていて、省略しづらいのです。覗き趣味は辛いよ!になって来ました。(^^ゞ

煙室扉の前、温め器の上にのる網目板を追加したところです。ただ乗せただけに見えますが、

横から見るとこのように四角のデッキ支えの枠を追加しました。要は門鉄デフレクターに改装しなければ、省略出来たディテールが、シリンダーのバルブ点検箱以外にもあった!というオソマツ。(^^ゞ。気楽に門鉄デフレクターにしようなんて決める浅はかさを痛感しましたが、時すでに遅し、もうやるしか無い!

先ずは切屑から、枠のコの字を2つ切出しました。この屑はC58の煙室扉を切り出した残りです。(^^ゞ

材料を切出しました。デッキへの取付は、デッキ下から、ランボード裏の補強材まで1,4ネジを貫通させてネジ止めにします。

ネジ穴を開けるには、先ずデッキに06穴を開け、クリップでベース板を仮止めして、裏からドリルでさらい、位置を合わせてから穴を広げました。パーツごとにケガキしても、僕の杜撰な細工では、絶対に合わない!ので、現物合わせを徹底しています。(^^ゞ

組み立ては煙室扉を外して、下枠をはめ込み、煙室扉を取付けてから、デッキ板をはめ込み、下からネジ止めします。下枠は温め器の配管を終えたら、外せなくなるので、デッキに直接取付けても良かったのですが、煙室扉との取付の擦り合せには組立式が有利です。

デフレクターを乗せて覗き趣味の確認です。枠の奥には先輪の担いバネがあるのですが、そこまで付けなくても良さそうです。しかし宮沢模型でも門鉄デフレクター付きの製品は出していたので、デッキまわりをどう処理していたのか? D50は素晴らしい出来のエッチングパーツと装備品のパーツの、バランスが取れていないチグハグな製品でしたから、宮沢模型の簡略化の割り切り方に新たな興味が湧いて来た作業でした。