お安く気軽にゆるっと16番

HOや16番の金属工作を最小限の工具と労力でゆるっと楽しんでいます。皆さんも是非やってみて下さい。

ゆるっとテンダーを作る。

画像は昨年製作のC60テンダーです。キャブ側が1段下がった、市販品には少ないタイプを製作し、カツミダイアモンドシリーズの本体を修復して組み合わせました。テンダーは、リベット無しのタイプなら弁当箱を作るようなもので、僕のような物凄い腕前の初心者でも作れます。(^^ゞ。

C55流改のテンダーの側板と妻板を切り出しました。近代機の側板から妻板を1枚で曲げ加工するタイプとは違う箱作りです。真ん中の底板は05だけ側板からズラして取付け、側板下部の段差を表現します。

続いて、側板と妻板の裏打ち板を05銅板から切り出しました。銅板は余っていたので在庫の消化です。裏打ちは側板下の段差を正確に出すためのガイドであり、同時に炭庫の底板を定位置に保持する支えになります。糸鋸とヤスリを使いまくる作業で頼りになるのは糸鋸台ですので、ひと工夫しています。

糸鋸台と切り出し中の素材です。切り出し台は作業台から少しだけ突き出して安定させます。

同じ糸鋸台を引き出して、側板の裾を整形しています。ヤスリは上から下にヤスリ掛けして、素材を糸鋸台に押し付ける塩梅で作業すると、03板でも曲げずにヤスれます。

糸鋸台の端にはウエイトを集めた箱を置き安定させています。効果はテキメン。糸鋸台をずらせるようにしただけで、長いパーツの整形は楽になります。