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HOや16番の金属工作を最小限の工具と労力でゆるっと楽しんでいます。皆さんも是非やってみて下さい。

7850空制改造機の製作・ゆるっとサイドタンク

サイドタンクです。なかおさんの作例では、縦型モーター・カワイL5を搭載するため、サイドタンクは左右が一体で、ツボミ堂のBタンク方式でしたが、ただいま製作中の珊瑚7800のパーツ利用の場合、モーターによるサイドタンクの規制はありませんから、左右独立で、ボイラーとサイドタンクの間に隙間がある様式にしました。

先ずは材料を切り出します。両端の小片は給水用の蓋。08厚のサイドタンクの内壁?、03厚のタンク本体、手前は05厚のタンク前板です。 長方形の給水蓋は珍しいタイプですね、(^^)!。

本体を叩き曲げて、前板をカッチリとハンダ付けします。05厚ですと保持は楽々です。

続いて、中抜きをしてある内壁?をガチガチに位置決めしてハンダで仮止めしました。

内壁?は08厚なので、位置決めのクリップで押さえるのは楽チンです。(^^ゞ。この辺は、自分の物凄い腕前に合わせた、オダマシ工法です。内壁?の08真鍮板は、ランボードの縁取りに中抜きした切れ端から作りました。大ヤスリで直線を出し、スコヤで直角を出すことで端材は有効活用出来ます。

左右の高さを揃えているところです。僕は曲げ細工も精度が無いので、片側は04ミリくらい高くなりました。(^^ゞ。そのまま組むと歪んだ機関車になるのは経験済みです。

サイドタンクの上縁には08幅03厚の帯金をハンダ付けしました。失敗だったのは、サイドタンクの上面と側板を曲げ細工で作った事です。万力に挟んで叩き曲げした際、板を傷つけたく無いので、木片を使って叩いたところ、肩が丸みを帯びて、アメリカ型のタンクロコ風味になってしまいました。

帯金の縁取りを付ける前に、大ヤスリで上面を修正しましたが、カッチリとした角は出せませんでした。今回の大きな反省点です。

給水用の蓋は2段重ねで、下が05厚、上は03厚です。定位置にハンダ付けしてから、04で取っ手の穴を開け、03真鍮線でハンドルを付けました。04での穴開けは、03のドリル刃は折りやすいからです。穴開けも要修行ですね、(^^ゞ。

こんな小さな箱をふたつ作るのに、ひと晩がかりと、ノロノロしたペースでしか進みませんが、7850の空制改造機なんて、まず発売されることも無いでしょうし、出たとしても、手の届く価格帯にはならないと思います。とはいえ、7850機関車は、10両というまとまった数が輸入され、空制改造されてまで長く使われた機関車です。B6に似たスペックで、ボイラーや弁装置も同一メーカーの設計だったことが、長命の要因かもしれません。ネルソン6250やB6と、顔を合わせたら、さぞや良かろうと妄想する日々です。(^^)b。蒸気機関車は良いですね!。