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鉄道省8550の製作・コンプレッサーの取付

古典機独特の装備の製作から解放され、ようやっと空気制動の取付に入りました。ここからは8620あたりと変わりませんから、古巣に帰って来た気分です。

空気制動に先立って、ハンドレールを取付ました。カツミやアダチ製作所の挽物パーツを使い切ったので、サカツウのノブを使いました。これは現在の水準の細密なパーツで、04を通すノブの頭が06しか無いと言う、繊細なパーツで戸惑いました。取付穴も、今までは08でしたが、これは05です。

ノブを飛ばすと絶対に見つからないので、深いタッパーウェアの中で、真鍮線に通し、両端を曲げて抜けないようにしてから、ボイラーに取付ました。自作部分に対して、全くバランスが取れておらず、面倒でも割りピンを使用するべきだったと思います。ノブの高さは、煙室が1,2、ボイラーは1,7ミリです。

続いてコンプレッサーですが、ストックは画像の通りで古式豊かなロストがひとつ、後は挽物しかありませんでした。挽物を加工するのが億劫でしたので、左端のロストを使います。 配管の穴を06で深く開け直し、ハンダ付けする箇所を磨いてから配管しました。

左から、4ミリ丸棒から整形したコンプレッサー排気マフラー、今回は湯呑み茶碗風に削り出し、足と排気管を付けました。続いて磨き直したコンプレッサー、コンプレッサー取付足は05から切り出し、右端は3ミリ丸棒から整形したチリコシです。

最初にコンプレッサーに取付足とチリコシを付けておき、取付足用の穴をランボードに開け、裏側からハンダ付けしました。次にマフラーも煙突後ろのボイラーに穴を開け、内側からハンダ付け。最後にコンプレッサーからマフラーへの配管を取り付けました。

 エアータンクとコンプレッサーを付けただけで、直線的なスピード感ある構成から、ちょっとくたびれたオッサン風のイメージにガラリと変わり、驚きました。狙った通りなんですが、蒸気機関車とは本当に面白いなぁと改めて感じました。(^^)。