お安く気軽にゆるっと16番

HOや16番の金属工作を最小限の工具と労力でゆるっと楽しんでいます。皆さんも是非やってみて下さい。

珊瑚2120の修復・ゆるっとエアブレーキ配管

B6は明治の機関車ですから、空気制動装置はすべて後年の取付で、配管はほぼ露出しています。 これらの配管は千差万別なんですが、模型としてなるべく格好良く見えるように取付けを考えました。腕前のせいで乱れて格好悪いところは、見て見ぬ振りをおねがいします!(^^ゞ

ランボード下に通しブレーキ配管、サイドタンクに放熱管、コンプレッサー上半分にキャブからのスチーム配管と、煙突後のマフラーにつながる排気管が付きます。 エアーの放熱管はコンプレッサー左下から出て、サイドタンクを這い、いったんエアータンクの前に入って、エアータンクの後から、ボイラーの反対側に砂箱の後ろを通って向かいます。

砂箱の後ろを通って来たエアー配管は、助士側のサイドタンクを這い、エアータンクの前に繋がります。エアータンク後ろからの配管はキャブに向かいます。

今日は最初に煙突後ろに付ける排気マフラーを作りました。3ミリパイプと2ミリパイプを組合せ、サイドには排気管用の穴と煙突に取付けるステーを付けました。

マフラーは煙室に穴を開け、08真鍮線を排気管に見立てて突き刺し位置決めをしています。このマフラーにコンプレッサー上側前面からの排気管を引き込みます。

煙室扉脇のチリコシとマフラーに向かうコンプレッサー排気管は空気制動を付けたB6の前面の魅力だと思います。

サイドタンクの放熱管は、05真鍮線を使いました。取付け穴は06、割りピンは02厚、05幅真鍮帯金です。取付穴は配管の下側にひとつだけ開け、帯金をΩに曲げて差し込み、放熱管に合わせてB字型に整形しました。 

放熱管はサイドタンク下に長く伸びるタイプとしました。作りやすいし、このタイプは製品化もされていないように思います。 空気制動を付けたB6はキャブ屋根を嵩上げした物が多いのですが、加工は面倒くさいし、嵩上げキャブそのものが軽便機関車のようで嫌いなので窓枠とドア、庇だけ追加してあります。