ブルックス7270のキャブ前妻板は、三つ目が通る!、のようなので作り直しました。右が本日製作分です。
切直した前妻板が右です。この後、裏打ちして窓の桟を抜きました。
写真集の空制改造機の画像では、前妻は影になっていますが、真ん中にガラスの輝きがあるように見えました。待てよ〜ブルックスって三つ目族のキャブ妻板を持った機関車があったよなぁ、と臼井さんの機関車の系譜図を見ると、テンダーでもタンク機関車でも三つ目族が確かにいます。7270の原型では、前妻の屋根からパラペット状にせり出した部分に窓がありました。で、作り直しましたが、
けむりプロの鉄道讃歌にも7270の写真があり、それは臼井さん西尾さんの日本の蒸気機関車に掲載された7270とは明らかに仕様が違っており、葺き替えたキャブも嵩上げはされていないようなのでした。大混乱しましたが、更に作り直す気力は無いのである!とゆるっと先に進む事にしました。
ボイラーを巻く前に、煙室扉です。前板は05板にリベットを打ち出し、右の扉部分は08から切り出しました。
煙室扉には2ミリのネジを切り、ねじ込んでから更にナットで締めて、ドリルレースで縁を整形した後、扉そのものの湾曲を叩き出しました。
裏には煙室にはめ込む部分を1ミリ厚から切り出して、3枚をネジで締付け、ヒンジの蝶番部分を05真鍮線で貫通させました。
ヒンジは微量のハンダで固定しました。シンプルな煙室扉で、ヒンジまでもが小ちゃいです。
煙室扉を締め付けた2ミリビスの中心に1ミリの穴を開けて、ハンドルを差し込んでみました。鉄道讃歌のスマートな7270のイメージで混乱しましたが、6両が統一された改造をされていない為だと思います。そこで、当初の計画どおり、ビッグキャブを乗せたヘンテコな7270を作ります。(^^)。