大きな鉄道模型の発掘をしているうちに、錆びたナイフならぬ、テンダーが出てきました。エンドビーム交換などの手が入ってはいますが、間違いなく宮沢製品です。
手前は磐越西線仕様?に以前加工した宮沢テンダーです。奥が発掘したもの、どんな形にするか?先ずは基本部分から手を付けます。
えらくサッパリしていますが、リベットがミッシリ並んでいて、エッチングは素晴らしい製品です。左は加工したものですが、後端については同じようにすることにしました。
最初はカプラー。カプラーポケットがあるので、長柄のKD16番を組んであてがってみました。バッチリ決まって幸先が良いスタートです。
次に解放テコを付けました。エンドビームがホワイトメタル状態です! ハンダ付けが下手くそですね〜、(^^ゞ。
ステップは例によって真鍮端材から切り出しました。今回は05厚ですが端材が小さかったので05番のスーパーパイク?というメーカーの糸鋸刃を初めて使いました。イモンさん仕入れです。ヘラクレスより切れ味が鋭いようで、楽に作業出来ました。
ステップには暖房ホースを取り付けますが、1ミリ真鍮線を形に曲げ、ホースが収まるソケット?部分を先に巻き付けてハンダ付けしてからステップに取り付けました。
解放テコ、ステップ、エアーホース、暖房ホースが付いたエンドビームと、給水のオーバーフロー管とはしごが付いた本体が組合わさります。オーバーフロー管とハシゴの内側に解放テコが入るので、各々浮かせて取り付けました、ハシゴは安達製作所のプレスパーツを加工しました。
浮かせての取付には真鍮屑のスペーサーを挟み、裏側からハンダ付けしました。
これに標識灯と後部ライトを付ければ完成です。宮沢製品とは、違う雰囲気のリアビューになったと思います。(^^)!