お安く気軽にゆるっと16番

HOや16番の金属工作を最小限の工具と労力でゆるっと楽しんでいます。皆さんも是非やってみて下さい。

2023-01-01から1年間の記事一覧

奥羽本線米沢駅から羽越本線坂町駅へ・米坂線の9600

奥羽本線の米沢駅から、羽越本線の坂町駅まで、100キロ弱の距離に25‰の勾配を持つ米坂線には、大正時代に8620型と共に量産された貨物用機関車、9600型が活躍していました。東北本線と共に東北地方を縦貫していた奥羽本線と、日本海沿いに北陸本…

C58と駅・陸羽東線

8620型の支線向きの性能を発展継承したC58型でしたが、意外にもC58型だけの運用線区は少なく、多くの地域で9600型やD51型と混用されていました。山が多い日本で、勾配線区の重貨物ともなれば、支線向けの万能型と言えるC58型には荷が重…

宮沢模型D50の修復・オイルポンプ箱

ランボード上、逆止め弁の前に新製したオイルポンプ箱を置いてみました。D50、C54あたりに見られたデカいタイプです。 切り出したパーツです。左上からキャブ前に置く補助オイルポンプ箱、その下はキャブの肘掛け、右上がオイルポンプ箱本体、下はオイ…

宮沢模型D50の修復・門デフを付けました。

下回りを一段落させたら、デフレクターを付けたくなり、取付ました。本当は上回りを完成させてから付けるべきなんですが、(^^ゞ ご覧の通り、助士側のキャブ下などは未着手です、加工するのにデフレクターは邪魔なんですが、(^^ゞ 従台車が終わったのでブレ…

宮沢模型D50の修復・従台車が出来ました!

従台車だけで5日間を費やしましたが、パーツが手に入らない、パーツがあっても高くて手が出ない!(^^ゞ こういう場合は自作するしか手がないわけですが、これはこれで楽しめます!ただし出来の悪さに落胆しない事が前提ですが、 本体に組み付けました。水平…

C58のいた頃・陸羽東線

東北本線完全電化以降、国鉄の無煙化計画は亜幹線から支線へと及び、ほとんどの旅客列車がキハに置き換わっていた陸羽東線でも、貨物列車のディーゼル化は間近に迫っていました。 余命幾ばくもないC58型は、そんな状況の中でも峠に立ち向かい、力続く限り…

宮沢模型D50・従台車がヘンテコに〜(^^ゞ。

チョチョイと簡単に作るつもりが、技術はないわ、計画は悪いわ、楽しんでいます! ドロップの台車枠から切り出した軸箱と担いバネを付けました。板バネが厚すぎますね~。(^^ゞ 板バネには両端にバネ吊りを通す穴を開けました。厚物に細いドリルは、保持が悪…

C58の行くところ・陸羽東線

D51の爆発的ハイパワーや、C57のような暴力的なハイスピードを出すわけでもない中型万能機C58。陸羽東線の小牛田↔新庄間、約100キロの旅路には、すっかり馴染んで活躍を続けていました。 刈取りの終わった田んぼを行くC58。穏やかな景色の中…

宮沢模型D50の修復、ゆるっと楽しく従台車

16番の日本型蒸気機関車にとって、1軸従台車は悩みの種です。とにかく簡単に、且つ宮沢模型D50ペッタンコ従台車を越える表現を目指します。 取付具合を確かめます。これでは尻上りで駄目ですね~、フレームの取付も検討しながら進めます。 インナーフ…

宮沢模型D50の修復・ゆるっと従台車

今回のジャンクには、宮沢模型製の従台車は入っていませんでした、上回りのキャブ下などを仕上げるには、従台車と当たりの確認は必須なので、なんとかしなくてはなりません! 前作では、宮沢模型のドロップ製の従台車を加工しました。 イコライザー、イコラ…

宮沢模型D50の修復・ゆるっと空気作用管

D50型は、新製当初から空気制動は装備していましたが、給水温め器は積替えたり、またライトも油灯だったようで、C51ほどでは無いにせよ、装備品の取付具合はまちまちで、非常に楽しめる機関車です。 C51と同様に助士席側は竿竹屋さん風です。これに…

世界農業遺産・大崎耕土を行くC58・陸羽東線

優れた水管理も評価されて世界農業遺産となった大崎耕土ですが、線状降水帯による1000ミリの集中豪雨には抗しきれしず、江合川の増水により陸羽東線沿線が、また東北本線沿いでも冠水する地域が出ました。温暖化による河川氾濫への対策が急がれます。 江…

宮沢模型D50の修復・キャブ前面の配管

温め器のまわりの配管がひと段落したので、キャブ前面から火室まわりに進みました。9ミリの蒸気機関車ですら、フルディテールに近い現在、ある程度の追加工作は必要だろうと考えていますが、懐具合と相談しながら、腕前に見合った、ゆるっと加工を続けてい…

奥羽山脈を越えるC58・陸羽東線

冬には季節風が吹き荒れる山形県側と、分水嶺の堺田駅から中山平、温泉地鳴子まではスキー場が点在する豪雪地帯でした。C58型は、8620の後継機で万能型でしたが、勾配区間向きではありません。100キロ近い陸羽東線の長さと、勾配が20‰以下だとい…

宮沢模型D50の修復・デッキまわりの配管

覗き趣味の悪癖のために泥沼化しましたが、後は楽しい配管工!とばかりニヤニヤ始めましたが、パイピングの知恵の輪についてはC51に匹敵する、たいへん楽しめる機関車です。 デッキ上部を保持する枠の中に、考えた末、担いバネを追加しました。ドロップの…

宮沢模型D50の修復・フロントデッキ

覗き趣味を満たすために門鉄デフレクターに改装しましたが、これはなかなか厄介です、というのは、D50はデッキまわりがゴチャついていて、省略しづらいのです。覗き趣味は辛いよ!になって来ました。(^^ゞ 煙室扉の前、温め器の上にのる網目板を追加した…

宮沢模型D50の修復・エアータンクの取付。

自作エアータンクをランボードに取付けます。今まではタンクにバンドを付けてからランボードに取り付ける→バンドが緩む。ランボードにバンド通しの穴を開け、エアータンクを締め付けてランボードに固定→正確な位置に付けづらい。今回は正確な位置に、エアー…

東北の山、川、田んぼ。陸羽東線。

奥羽山脈を超えて仙台平野と庄内平野を結ぶ陸羽東線は、日本の田舎をひた走る路線でした。地味なC58が活躍する路線として、平凡な風景はお似合いだったかもしれません。 日本の冬、西高東低の気圧配置になれば、奥羽山脈は雪に覆われます。この積雪が、雪…

宮沢模型D50の修復・ゆるっと門鉄デフ

今回のジャンクD50はパーツの欠落が多く、パーツ作りに時間を取られましたが、逆にディテールの組付けの段取りを考える事が出来ました。何事もプラスの面はあるものです。 主要パーツが揃ったので、今日は放熱管を付けるところまで進みました。 今日の最…

津川界隈・ばんえつ物語号・C57

磐越西線で動態保存されたC57型は、現役時代とはかけ離れた飾り付けで、これまた現役時代の殺気だった爆走とは違い、観光列車を引いてノンビリと走っていたのでした。車齢や安全管理面からは当然ですが、獰猛ささえ感じさせたC57の変貌ぶりにビックリ…

宮沢模型D50の修復・ゆるっとボイラーまわり

雑用に追われて工作台に座る時間が取れず、進みませんが、少しばかりボイラーまわりのパーツを作りました。 先ずはシリンダーのバルブ点検箱です。今回は門鉄デフレクター装備と決めているので、大鉄デフレクター機のように簡略化出来ず、4段重ねのややこし…

陸前から羽後の国へ、陸羽東線のC58

宮城県県北部の東北本線の要衝小牛田から、山形県北部の奥羽本線の一大拠点新庄駅までをつなぐ陸羽東線は、太平洋の石巻港女川港と、日本海の酒田港を結ぶ、奥羽山脈を横断する重要路線でした。その開業は仙台と山形を直接結ぶ仙山線よりも20年も古く、明…

宮沢D50の修復・ゆるっと放熱管。

宮沢D50を直していて感じるのは、上回りのエッチング部品はたいへん正確で、リベットなどもシッカリ表現されている優れた製品だと言う事です。宮沢D50は今回で3回目ですが、ようやく気付く呑気ものです。 放熱管はこれまでヤットコでクネクネ作ってい…

ボールドウィンとピーコック・小湊鉄道五井機関区

その昔、キネマ旬報が出版していた蒸気機関車という雑誌の私鉄や専用線の機関車特集に、五井機関区が掲載されていました。雑誌の発行から40年以上が経過してから、まさか残ってはいないだろう?と調べたところ、それらの機関車は千葉県の記念物となり、保…

奇跡の動態保存機・C10 大井川鉄道

鉄道省の制式蒸気機関車の中で、試作機に近い存在であったC10型が、国鉄から早期に払下げられ、工場の専用線で予備機として保管されたからこそ、現在も現役蒸気機関車として活躍しています。 昭和5年から僅か23両しか製造されず、昭和30年代末には国…

宮沢D50の修復、ゆるっとフロントデッキ

今回のジャンクは、宮沢製のバラキット、途中放棄でした、ここまで作られた方が、僕より遥かに上手な方だったようで、あまりヘンテコリンには仕上げられないと、プレッシャーを感じながら触っています。 フロントデッキを取付け、給水ポンプまで付けました。…

宮沢D50の修復・吊掛式伝動

宮沢製のギアボックスは外形が凸型になっており、サイズも大きいので工夫が必要でした。 なんとか収めたところです。これでガリガリ言う騒音とはさらば〜です。 先ずは図面通りに切り出しました。ただこのままだと側面の凸に合いません。そこで、 吊掛のギア…

大井川鉄道・動態保存を始めた頃。

多角経営と観光の集客で奮闘する大井川鉄道ですが、こうした鉄道を社会的な歴史遺産と考えられない国は、貧しいと言うか?、大丈夫なのかな?と感じます。 歴史物の録画でロケにたびたび使われる大井川鉄道。国鉄の無煙化に合せて蒸気機関車の動態保存にチャ…

宮沢D50の修復

未塗装完成が溜まってきたし、湿度も下がったので、そろそろ塗装をと考えて、上回りと下回りを組み合わせたら、D50の足回りだけ何処へ行ったやら出てきません。仕方なくパーツをかき集めて組み上げることにしました。 レイアウト?の側線に集められた未塗…

八ヶ岳高原号・C56

国鉄最高地点を目指して通った山男に人気の高原列車は新宿を夜中に出て、小淵沢駅で切り離された後、ゆっくりと野辺山駅に向かいました。 美しい甲斐駒ヶ岳の連峰を背景に進むC56。1キロ進んで、33メートルの高度を稼ぐ急勾配に観光列車を引いて挑んだ…